google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 新春文紙フェア2016:OHTOのシャープ「Conception」: きたきつねの文房具日記

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2016年1月19日 (火)

新春文紙フェア2016:OHTOのシャープ「Conception」

Ohto_conception_1

シャープペンシルの世界では「折れない」というのがトレンドになっていて、各社から新製品が出てきている。

OHTOも後続ながら折れないシャープペンシル「コンセプション(Conception)」を作ってきた。ただ、それに加えてノックによる芯の出る長さを調節できるという機能も加えている。芯の太さは0.3 mmと0.5 mmの2種だ。

折れない機構は、ぺんてるのオレンズと同じでガイドパイプがスライドするものだ。グリップ部分を軸の上から見て時計回りに回すとガイドパイプがスライドするようになる。

もちろんガイドパイプの先端は角を取り滑らかに仕上げてあり、紙にひっからないように加工してある。

さらに、ガイドパイプを保護するように、使わない時にはガイドパイプが収納されるようになっている。その機能が「オレンズ」よりも優れている。ガイドパイプを収納できるという部分は、三菱鉛筆の「シフト」に類似している。

OHTO_conception_4

グリップ部分を反時計回りに回すと、ガイドパイプが固定されて、製図など定規を使って線を引くために使えるようになる。

軸の後ろのギザのついた部分を回すと1ノック当たりの芯の出る長さが調節できる。長さの調節範囲は、0.2〜2.0 mmということだ。

芯の出る長さは、軸の後部にある丸い4つの窓で確認できるようになっている。

OHTO_conception_2

Ohto_conception_3_2

ノックで出る芯の長さを調節するものとしてはOHTOの「スーパープロメカ」やステッドラーの「STAEDTLER REG」などがあって、新しいものではない。

「コンセプション(Conception)」は、これまでにある良い機能を一本に集約したシャープペンシルということになるだろう。

いろいろな機能を詰め込んだために、価格が1,500円(税別)と高めの設定なっているが、この欲張り機能を求めるひとがどれだけいるだろうか。

製図用シャープを使うようなユーザーは、手のコントロールがしっかりしていてシャープペンシルの芯を折るようなひとはいないだろうし、折れない機能が使いたいひとは製図などはしなかもしれない。

どこまでユーザーに「コンセプション(Conception)」のコンセプトが訴求できるか発売が楽しみだ。

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