新春文紙フェア2016:OHTOのシャープ「Conception」
もちろんガイドパイプの先端は角を取り滑らかに仕上げてあり、紙にひっからないように加工してある。
さらに、ガイドパイプを保護するように、使わない時にはガイドパイプが収納されるようになっている。その機能が「オレンズ」よりも優れている。ガイドパイプを収納できるという部分は、三菱鉛筆の「シフト」に類似している。
グリップ部分を反時計回りに回すと、ガイドパイプが固定されて、製図など定規を使って線を引くために使えるようになる。
軸の後ろのギザのついた部分を回すと1ノック当たりの芯の出る長さが調節できる。長さの調節範囲は、0.2〜2.0 mmということだ。
芯の出る長さは、軸の後部にある丸い4つの窓で確認できるようになっている。
ノックで出る芯の長さを調節するものとしてはOHTOの「スーパープロメカ」やステッドラーの「STAEDTLER REG」などがあって、新しいものではない。
「コンセプション(Conception)」は、これまでにある良い機能を一本に集約したシャープペンシルということになるだろう。
いろいろな機能を詰め込んだために、価格が1,500円(税別)と高めの設定なっているが、この欲張り機能を求めるひとがどれだけいるだろうか。
製図用シャープを使うようなユーザーは、手のコントロールがしっかりしていてシャープペンシルの芯を折るようなひとはいないだろうし、折れない機能が使いたいひとは製図などはしなかもしれない。
どこまでユーザーに「コンセプション(Conception)」のコンセプトが訴求できるか発売が楽しみだ。
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