きだてたく著「日本懐かし文房具大全」

辰巳出版から文房具ライターのきだてたく氏の「日本懐かし文房具大全」というムックが６月１１日に発売された。予約しておいた本が今日届いた。

辰巳出版というのは「日本懐かし○○大全」という昭和のモノを集めたムックをシーリズ化していいるらしく、「日本懐かし文房具大全」はそのシリーズの最新刊になる。

収録された文房具類は、古いものもあるけれど、団塊ジュニア世代の著者のきだて氏が懐かしと思っているものが集められている。

現在４０歳代のひとたちにとってノスタルジーを感じる内容といっても良いかもしれない。

より若い人たちにとっては、「へー」といことで、現在も売られている息の長い製品もあることにも驚くことだろう。

それにしても、表紙から、昭和３０年台の匂いがするようなスタイルで、よくもこれだけ古臭いデザインにできたものだ。

本文もWindowsのWordで作ったような体裁で、いくら懐かしいといってもここまでくると著者も悲しくなったのではないだろうか。

編集者のセンスもあるだろうけれど、もっとビジュアルなものにできたような気がする。

きたきつねには、先日発売になったたいみちさんの「古き良きアンティーク文房具の世界 」が合っているようだ。