文紙MESSE2016で気になった商品
今回の文紙MESSEでは、ISOTや文紙フェアで既にチエックしたものが多かったので、今回初めて見たものをピックアップしてみた。
ナカバヤシでは、新聞スクラップのためのiPhone用アプリと専用ペン「CUTPEN」があった。新聞のスックラップする部分を赤ボールペンで囲んでスマホで撮影すると、自動的に切り出してスクラップ、二値化、データ化して、Webにある関連記事と連携して表示できるというスマホアプリとなっている。
記事を囲むのは専用ペンでなくても赤ボールペンでよいらしく、囲みの線もラフで良いということだ。
AppStoreで入手でき、無料版を試してみたが、動きも早く良く出来ている。
立川ピン製作所では、漫画関連のペンを中心に紹介していたが、見たことが無かったのが「ラインマーカーA・T」だった。マーカーのようにチップが潰れることがないので、線幅0.1、0.3、0.5 mmの細い線を持続的に引くことができる特徴がある。
ペン先は細い特殊な形状で、一見、万年筆のようだけれど、インクの供給をペンの裏からマーカーで供給しているような構造になっていて、面白い構造のペンといえるだろう。
みたきつねは漫画関係はよく知らないので、昔からある商品のようだ。
サクラクレパスでは、焼かずにガラスや陶磁器に定着できる直液タイプのマーカー「セラムグラス」があった。オーブンなどを使わないので、子供にも安全だし、オーブンに使えないガラス、大型の陶磁器などにも使えるのが便利だ。
このマーカーで描いた絵は、食洗機でも剥がれ落ちにくいということで、染料も食品安全が認定されているということだ。
気になったのは色で、子供の工作には良いかもしれないけれど、家庭用の食器やアート作品を作るにはどうかなという印象だ。その点は工夫が必要かもしれない。
ニチバンでは、小型のプッシュ式テープのり「tenori ヒトオシ」があった。女子中高生が筆入れに入れて持って歩くのを想定したデザインとなっている。ひと押しで6 mm角のドットタイプのテープのりが付けられる。
テープのりも小さいものが多く出ているが、プッシュ式のものは初めてだろう。キャップ式なのが気になるところだけれど、大きさがあるので、無くしにくいのかも知れない。
この他、サクラクレパスの水性サインペンPIGMAシリーズの最細線幅の0.003 mmというのが紹介されていた。コミックの髪の毛のような表現に使えるだろう。色も黒に加えてセピアが増えている。
ライオンでは、3号針で45枚のフラット綴じを実現した「かるホッチ-POWER-」と10号針のホッチキスの綴じ枚数をこれまでの25枚から30枚に増やしてリニューアルした「かるホッチ」をだしていた。
「かるホッチ-POWER-」は、3号針でマックスのバイモ11を超えてきたというのが興味深い。既存の3号針を使えるというところが、強みに生るかもしれない。一方、「かるホッチ」の綴じ枚数だけでいえば、他メーカーは32枚にとじ枚数を増やしてきていて、周回遅れの感はある。
ぺんてるは、ロングセラーのサインペンシリーズの「筆文字サインペン」の細字に極細、中字を追加して、3種類に増やした。プラスチックチップの筆ペンなのでちょっと腰が強い感じで、筆というよりマーカーの感じで筆文字が書ける。
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