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2016年10月 7日 (金)

100円ショップの文房具考

きたきつねは100円ショップが大好きで、自宅の徒歩圏にダイソーとセリアができたので、週に2、3回は行っている。特に最近は貧乏になったのでさらに100円ショップ好きに拍車がかかっている。

100円ショップの商品は、初期は日用雑貨を中心だったけれど、どんどん商品の種類が増えてファッション、ホビーにまで商品の幅が広がっている。

きたきつねにとっての100円ショップの文房具は、付箋紙、テープ、用紙類などの消耗品類を中心に愛用品が多い。それと意外に変わった物を発見する喜びもある。

100円ショップの文房具は、初期はバッタ物や中国製の中小メーカーのものばかりでそれほど品質が良いわけでなかった。その後、100円ショップが店舗数が増え、メージャーになるにつれて商品の淘汰が進んで粗悪品は見られなくなってきた。

現在、ダイソーの店舗数は国内3,000店舗、海外1,500店舗、セリアは国内1,323店舗、キャンドゥ971店舗と大手だけでも国内だけで五千を越すようになっている。その他のショップを加えると相当な数になることは間違いないだろう。

そのため、売れ筋商品を中心に安定供給するために大手の100円ショップは、特許切れ商品を含めプライベートブランドの商品を開発するようになってきている。その傾向はさらに強くなるだろう。

これだけのセリングパワーがあれば、一度の発注量は想像を超える量で、かつ流
通センターに一括納入ということになれば、一般小売店に個別に配送することを考えるとメーカーにとってはメリット非常に大きい。

工業製品は、量産効果が大きいので、大量に販売できるチャネルは無視できないから、ナショナルブランドのメーカーは在庫処理から始まり、現行商品や少量パッケージにした商品も供給するようになっている。

特に、売れ筋の商品であれば、減価償却も終わり低コストで販売可能になるし、売れずに大量在庫を抱えてしまった商品も、倉庫代、廃棄コストを考えると販売先として選ばれることになる。

文房具、それも筆記具にその傾向が強く、売り場を見て判るように国内のメージャーなメーカーの商品が普通に売られるようになっていて、その種類が増えているように感じる。

街の文具店が、後継者不足、商環境の変化等に対応できず減少傾向は止められないから、今後は一層その傾向が続くのではないかと予想している。

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コメント

abさん

100円ショップは楽しいですよね。

また何か面白いものを発掘しますね。

投稿: きたきつね | 2017年1月 7日 (土) 21時13分


私自身、100円ショップ巡りが趣味みたいなものですが、
文房具はなかなか使い切れず、あまりあれこれ買わないので、きたきつねさんのレビュー楽しみにしています。

投稿: ab | 2017年1月 4日 (水) 20時00分

abさん

100均は、ショッピングセンターやスーパーの店先にトラックやバンに商品を載せてきて、販売する行商的な形態から始まり、今では大きなビジネスになっています。

商品の品質もそれなりに良くなっていて、NBのメーカーも100均向けに商品開発する時代に入りました。

これからもウオッチングしていこうと思います。

投稿: きたきつね | 2017年1月 1日 (日) 16時40分

初めまして。いつも拝見させていただいています。

私が中学一年生の頃で、今から28年ぐらい前になりますが、近所の小規模の衣料品店で100均コーナーができて、文房具を買っていたのを思い出します。
はさみ、ホチキス、3色ボールペン、糊、テープ付きのカッター(今でも当時とほとんど変わらない商品を売っています。)
はさみは小さなもので、ホチキスは強度が弱く、針もそんなにいいものではなかったですが、自分専用のものを手にすることができて、(当時中学生で)嬉しかったのを覚えています。
鉛筆削りだったと思いますが、それだけが中国製で、ほかは国産だったり韓国製だったように記憶しています。(その当時は中国製=粗悪品という状態で、店の人もこれは中国製だから品質が悪いと言っていました)
その当時から100均用に企画された商品であり、バッタ物的なものはその店にはなかった(メーカーはフタバやポニーと書かれていた。フタバ社のものはGreenClubというブランド名)です。
フタバ社はいつの間にか見かけなくなりましたが、ポニー社は今でも100均用に商品提供しています。

20年近く前に、近くにダイソーができて、その頃はプラチナ万年筆やセーラ万年筆のゲルインクのボールペンを売っていたのを覚えています。(私は両メーカーをそれまで知らなかった)
ゲルインクのボールペンはペンテルのハイブリッドしか知らなかったので、ハイブリッドと比べると書き味がよく、よく買っていました。


100円ショップの黎明期は中国製の粗悪品(確かに中国製の鉛筆は酷かったですが)を売っていたというより、大手とはいえないメーカーが、販路を求めて100円ショップに商品を提供していた、という印象があります。

投稿: ab | 2016年12月31日 (土) 18時42分

ともこさん

人の流れが変わってしまって、旧市街の商店街に人がいかなくなってしまいました。

文房具専門店の店売りは大変だと思います。

残念なことに近所の文具店は後継者がいないので、消えるばかりです。

投稿: きたきつね | 2016年10月 9日 (日) 09時05分

きたきつねさん、こんばんは。
大変勉強になります。
近所の文房具屋さん含めて、町の文房具専門店にも頑張って残ってほしいなぁと願っています。
「昔は文房具専門のお店というのが商店街にはあったもんだ」という過去の話になってほしくないです…。

投稿: ともこ | 2016年10月 8日 (土) 23時47分

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