文房具ブームに乗って文具ソムリエ、文具ソムリエール、ステーショナリー ガイド、ステーショナリー ディレクター・文具コンサルタント、文具評論家といった肩書を自称する人たちが現れてきた。
この人たちは、文具業界の人たちで売る側の立場だ。例えばソムリエというのは「レストランで客の要求に答えてワインを選ぶ手助けをするワイン専門の給仕人」ということで、文具ソムリエというのはユーザーが買うための文房具を選ぶのを手助けする文具店のスタッフということになるだろう。
売る立場の人たちが、製品の欠点や問題点を知っていてもメーカーとの関係もあって表立ってそのことを説明するわけがないと思う。
やはりユーザーの立場に立っ人が必要になるのではないだろうか。ということで「文房具アクティビスト」という肩書を考えてみた。
アクティビスト(Activist)というのは、元々証券用語で、野村證券の証券用語解説集によれば「株式を一定程度取得した上で、その保有株を裏付けとして。投資先企業の経営陣に積極的に提言をおこない、企業価値の向上を目指す投資家のこと。‥‥中略‥‥ 最近では株式の保有割合が低くても積極的に提言を行うケースもある。」ということだ。
それに倣うと文房具アクティビストは、「文房具を実際に購入して、使い、メーカーや製品に対して積極的に提言したり、広く新しい使い方やカスタマイズを提案するユーザー」ということで、端的にいうと「物言う文房具ユーザー」だ。
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