カラーボールペン10色 Part3
2013年にダイソーの油性の10色カラーボールペン3種類について発色を比較してみた。
その後、ダイソーだけでなくセリアにも10色カラーボールペンが売られるようになっているので、比較してみた。
面白いのは、ダイソーのノック式(D-37)が中国製だったのが、いつの間にかインド製に置き換わっていた。ボール径も0.8mmから0.7mmになっている。インド製の方が良質だと思う。
ダイソーでは、同じメーカーで色が一色異なっているD-138という10色カラーボールペンが増えた。
セリアには3種類の10色カラーボールペンが売られていた。
「スリムカラーボールペン 10P(IL-3209)」は、中国製のキャップ式でボール径が0.7mmのニードルポイントになっている。
「キャップ式ボールペン カラー10P(CBP-1)」は、インド製の製品でボール径0.5mmでニードルポイントになっている。
「10色ノック式カラーボールペン」は、インド製の製品でボール径0.7mmの普通のペンチップになっている。
5種類のカラーボールペンの発色を試してみた。書き出しでインクが出ないものがあったけれど、1、2本程度だった。色には微妙に違いはあるけれど、好みだろう。
中国では世界の80%に相当する約400億本のボールペンを製造しているけれど、2015年に李克強首相が「中国企業はなぜボールペンひとつまともに作れないのか」とメーカーに激を飛ばして一年以上経つ。
ペンチップとインクをドイツ、スイスなどからの輸入に依存している状況を憂いた発言のようだけれど、その後どうなったのだろうか。
カラーボールペンは一本10円で売られているから、原価はその半分以下だから、基幹となるペンチップとインクを輸入していては、外貨が失われるだけだから、中国政府は苛立っているのだろう。
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コメント
ちょさん
その記事は読んだことがあります。
仕事を辞めてから時々しか読みませんが、日経ビジネスonlineは昔から読んでいます。
見本市で、中国のボールペンは今でもドイツのインクを使っているとかスイスのチップを使っていると言っていますね。
投稿: きたきつね | 2017年2月16日 (木) 21時48分
日経ビジネスonlineに記事がありましたよ。URLを貼るのははばかられるので、日経ビジネスonlineのトップページから「ボールペン」で検索してみてください。昔の記事なので、会員登録しないと2ページ目以降は読むことができません。(毎日数通メールマガジンが送られてきますので登録するメールアドレスは要注意)
鋼の国産化はできたけど、川下の加工部門が対応できるのか、独占を崩すことで値段が下がったが採算は取れるのか、など、面白いレポートです。
投稿: ちょ | 2017年2月16日 (木) 00時14分