ISOT2017 カール
カールでは日本文具大賞「機能部門」グランプリを受賞したハサミ「Xscissors(エクスシザース)」と様々な素材の裁断できる「XTRIMMER(エクストリマー)」を見てきた。
NHKの「超絶 凄ワザ」で「折れない赤鉛筆削り」に挑戦した成果から「XSHARPENER(エクスシャープナー)」を作ったことから、Xシリーズということで究極の切れ味に力点を置いたハサミ、トリマーなどをシリーズ化することになったらしい。
「Xscissors(エクスシザース)」は、切ることに力をいれたハサミということらしい。厚さ3mmのステンレス鋼材を使い、職人が一本一本手作業で仕上げたということだ。ハンドルの形にもこだわりがあるらしい。
実際に使ってみると、厚紙から薄いビニル袋まで気持ちよく切ることができた。
たしかに切れ味はいいけれど、刃渡り70mmのオフィス用ハサミが7,000円というのは考えてしまった。メーカーとしては、自社の技術水準を示す象徴的な商品で、それほど多くの販売は考えていないのかもしれない。
厚いもの、硬いもの、薄いものなどを切るという夫々に特化したハサミはあって、実用的にはそちらの方が良いだろう。
ちなみに、きたきつねが40年近く愛用しているFISKARSのハサミのステンレス鋼材の厚さは3.5mmあるから、3mmというのが特殊というわけではない。
XTRIMMER(エクストリマー)は、布や革など様々な素材の裁断を可能にした裁断機で、厚さ8mmまでの皮やゴムシートなどを回転刃で限りなく真っ直ぐ切ることができる。
実際に厚いものを長く真っ直ぐ切ることは、非常に難しいから興味深い製品だ。オープン価格で、Xシリーズだから相当価格が高くなりそうなのが気になるところだ。
鉛筆削り「くるくる・カールくん」はのマイナーチェンジしたものがでていた。
子供が使うと鉛筆を持つ力が弱いので、刃がぶれて芯が折れて削れないとか、綺麗に削れなといった問題点があったので、鉛筆を差し込むガイドパイプを長くして、刃を変更するといった改良を加えているらしい。
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