ISOT2017 日本文具大賞グランプリ
ISOT2017の日本文具大賞の表彰式を見てきた。今年の大賞優秀賞受賞作も世界のトップを走る日本文具大賞というには寂しいレベルのものだった。
冒頭、川崎和男審査委員長の挨拶があった。日本文具大賞に海外メーカーからのエントリーが増えていて、日本の文房具メーカーは頑張らなけれどという話だったけれど、どうも国産の文房具の現状をよく知らないようだ。
ビックのオレンジボールペンとスタイラス付きボールペンを手に、文房具も情報化して来ていて付加価値を生む時代になっているというようなピント外れな話を聞いていると、あの川崎も老いたものだ。
機能部門のグランプリは、カール事務器の7000円の高級・高品質ハサミの「エクスシザース」だった。
デザイン部門のグランプリはぷんぷく堂の「あなたの小道具箱(各4色)」と二年連続の一人文房具メーカーの受賞となった。
昨年は、一人文房具メーカーの(株)あたぼうの「飾り原稿用紙 碧翡翠(アオヒスイ)」だったので、今年は大手メーカーの製品が選ばれるのではないかという予想もあったようだけれど、ダークホースが飛び出したということだろう。
開発費を出せる大手メーカーから、物凄い新製品は無理としても、新機軸を盛り込んだ製品がでてこないのが寂しい。
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