ISOT2017 STALOGY
ニトムズの文房具ブランドのSTALOGYが今年も比較的大きめのブースを展開していた。
今年の新製品はA5サイズのノートらしい。
STALOGYがISOTに初登場したときに、Stationery, Stanadard & Technologyというコンセプトと聞いたときから無視を続けてきた。一度もレビューしたことがないかといえば一度だけ「貼ってはがせるファイル」について書いたことがある。
というのは、ラインナップされた商品を見てどこにStanadard & Technologyがあるのか分からなかったからだ。
基本的なコンセプトのない見た目だけの上滑りしたものだったからだ。それは今も変わっていない。文房具というよりも、製品というのは、デザイナーが頭の中で思いついてできるものではない。
ユーザーが使う道具としての文房具、商品として店頭に並んだ時の文房具として、STALOGYの製品のどこにStanadard とTechnologyがあるのだろうか。
テープやシールなどの素材は、基礎技術のある日東電工の子会社のニトムズだからトップレベルにあるけれど、それがどれだけ商品に生かされているのか、分からない。
他社の製品と何が違ってStanadardになるものがあるのか、見た目以外に差異はなにか訴求できていない。
デザインというのは、見た目だけではないはずで、ユーザビリティが重要だ。非常に見た目の悪い文房具が使い勝手の良さから長期間使われているものもあることからも分かるはずだ。
以前、セブンイレブンのコーヒーディスペンサーのデザインが問題になったことがあるけれど、ユーザビリティの悪さの一つの典型だろう。
STALOGYが本当にStanadard & Technologyのある商品であれば、どこの文房具店でも苦労せずに売れるだろう。
同じような事例が時々あって非常に残念なところだ。
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