CASIO:ハンディコピー「CP-100」
感熱紙は簡便だけれど長期保存に問題があり、ノートなどに貼り付けなければならないという欠点があった。その点を改良している。
同様のコンセプトで1988年に富士ゼロックスが印刷幅が104mmと大きな「写楽」を発売している。
コピージャックもコピー幅の違うCOPY・JACK40、COPY・JACK40SE、COPY・JACK96という派生商品に発展させている。
入手したハンディーコピーの付属品としては、読取り・印刷部を保護するためのキャップ、内臓の充電式ニカド電池のための充電チャージャー、真っ直ぐに読取りするための定規、名刺など段差のあるものを読み込むためのビニールシート、取扱説明書、活用ハンドブックが入っていた。
ハンディーコピーの性能諸元であるが、読み取り分解能は、読取り幅で400dpi、読取り長さ方向で標準200dpi、拡大時400dpi程度となっている。
読取り幅は10〜40mm、読取り長さはメモリー容量に制限されて200mm〜800mmとなっている。読取り速度は最大で50mm/秒である。印刷は、200dpi、印刷速度は最大15mm/秒である。
当時として一般品としては画期的な性能の商品だったのだろう。
本体の下にスキャナーの窓と印刷用のリボンが見える。
40mmまでの読取り・印刷を幅をセットして
読取る場合には「読取り」、印刷する時は「印刷」にセット。
手で印刷物の上を動かすと画像が読み取ることができて、印刷モードで別の紙に印刷できる。
繰り返し、拡大印刷も可能になっている。
インクリボンは横から交換できる。
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