google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 三菱鉛筆のジェットストリームの新しいリフィル: きたきつねの文房具日記

« プラス「オランテ」は現代の肥後守 | トップページ | 19世紀のサウジアラビヤのインク壺付ペン入れ、竹製ペン、書写板 »

2018年2月17日 (土)

三菱鉛筆のジェットストリームの新しいリフィル

Jetparker_ref_1

三菱鉛筆のサイトに新しい筆記具「ジェットストリーム プライム 回転繰り出し式シングル」のプレスリリースが出ていた。

サブタイトルに「金属製で国際規格に準拠した新リフィルを搭載」とあったので、とうとう発売されるのかと思った。

このリフィルは、9月にあった新商品研究会で参考出品された高級ボールペン「スチュワート」のリフィルとして出ていたものだ。

その後、注意してプレスなどを見ていたところ今回発売になった。

2月21日に発売ということになっているので、絶対に先行販売しているところがあるはずということで、SXR-600-05(ボール径0.5mm)とSXR-600-07(ボール径0.7mm)を買ってきた。定価が600円+税ということなので、2本がやっとだった。

国際規格とあるのは、PARKER クインクフロー替芯と同じで、ISO12757-2 G2で、JISでは S 6039 G2になる。

国産では、セーラー 18-0700(金属軸) 、プラチナ BSP-400(金属軸) 、トンボ鉛筆 BR-EF33(金属軸) 、OHTO PS-107NP(ポリ軸)、P80-07NP(ポリ軸)、PS-207NP(金属軸) などなどとして販売されていて、三菱鉛筆が作っていなかったのが不思議なくらいだ。

ジェットストリームのインクが爆発的に売れているけれど、三菱鉛筆の筆記具は軸のデザインに個性がなかったり、高級路線に合う製品がなかったりしているので、ユーザーのお気に入りの筆記具に使えるレフィルが必要だと思っていたから非常に良いと思う。

金属軸で太くなっているので、インクの量は多くなっていて、従来のシングルノック式リフィルの倍くらいの筆記距離があるのではないだろうか。

手元にパーカーとOHTOのリフィル(P80-07NP)があったので比較写真を撮ってみた。手元のパーカーのジョッターに入れて見て使ってみたが、当たり前だけれど全くの互換でジェットストリームの書き味だった。

Jetparker_ref_2

このリフィルの値段は、1本600円となっていて、パーカー(800円)やセーラー(700円)よりは安く、トンボ鉛筆(600円)と同じ、プラチナ(400円)、OHTO(P80-07NP 80円、PS-107NP 100円、PS-207NP 200円)よりは高い設定となっている。

ポリ芯のOHTOのリフィルと比較にはならないけれど、もう少し戦略的値付けにできなかったのかという感じはある。500円以下でも良かったのではないだろうか。

次の発展形としては、このレフィルにセルロースナノファイバーを入れたシグノ307のインクを入れたものが出てくると、ローラーボール好きの欧米市場での展開も面白くなるような気がする。

長い名前の「ジェットストリーム プライム 回転繰り出し式シングル」については、最近になくスマートなデザインにしてきたものだと思う。クリップに意味不明の宝石(?)も付いていないし。

回転繰り出し式にしたのはプライムにはすでにノック式シングルという商品があるからだろう。

|

« プラス「オランテ」は現代の肥後守 | トップページ | 19世紀のサウジアラビヤのインク壺付ペン入れ、竹製ペン、書写板 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 三菱鉛筆のジェットストリームの新しいリフィル:

« プラス「オランテ」は現代の肥後守 | トップページ | 19世紀のサウジアラビヤのインク壺付ペン入れ、竹製ペン、書写板 »