パイロットと三菱鉛筆の間の消せるボールペンに関する係争が和解で終わった
パイロットと三菱鉛筆の間で起きていた摩擦熱変色性筆記具の特許に関する裁判については昨年7月に「パイロットと三菱鉛筆の消せるボールペンに関する戦い」としてブログに書いている。
裁判はパイロットの勝訴に終わり、2017年7月にパイロット万年筆とパイロットインクが、保有している摩擦熱変色性筆記具特許を侵害しているとして、三菱鉛筆の「uni-ball R:E」の販売さし止めの仮処分を東京地裁に申し立てた。
それに対して、三菱鉛筆は製品仕様を変えることと、従来品の製造販売を9月末までに中止する意向を示していた。
パイロットは「三菱鉛筆の販社が10月以降に納品する商品が仕様変更品だと確認できなかった」として9月28日に改めて仮処分を求めていた。
その後、パイロットが三菱鉛筆との間で2月14日に和解が成立したということを発表した。具体的な和解内容は不明だ。
三菱鉛筆のサイトにも本件の和解についての告知(PDF)がでていて、和解の結果「uni-ball R:E」の製造・販売を続けることになったということだ。
uni-ball R:Eについては、これまで色々な販促が図られてきたから、販売をやめるという選択はなかったということになる。
それにしても知財の管理は重要だということが分かる。
こんなことを書くからメーカーから嫌われるのだろう。
| 固定リンク
コメント