ブング・ジャム+古川耕「この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議」
購入したもう一冊の本はブング・ジャム+古川耕「この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議」で、出版されたのは知っていたけれど、対談集で内容はだいたい予想できるので、無理に買う必要もないと思っていた。
楽天ブックスに中古ででていたので、これも一応資料として保存版のつもりで残りのポイントで買ってみた。
ブング・ジャムの3人は、パソコン通信時代からの知り合いだからよく知っているので、50年以上の文房具ユーザーとしてはいくつか異論はあるけれど予想通りのセレクションだったし、評価も同意できるものが大部分だった。
クルトガとフリクションボールは、文房具史上に残る金字塔に入るもであることは間違いない。クルトガはノック式シャープペンシルの開発と同じくらいインパクトがある。フリクションボールは、インクの歴史の中で常識をくつがえすインクのオリジナリティーは高く評価したい。
クルトガとフリクションボールは、文房具史上に残る金字塔に入るもであることは間違いない。クルトガはノック式シャープペンシルの開発と同じくらいインパクトがある。フリクションボールは、インクの歴史の中で常識をくつがえすインクのオリジナリティーは高く評価したい。
ジェットストリームは確かにキラーコンテツとなる油性ボールペンインクだけれど、ボールペンの歴史の中で新油性といわれるインクの技術開発の土台の上にできてきているし、スタイルフィットは、パイロットのコレトやオートのリバティーのつながりの中に位置するものだろう。
ただ、フイットカットカーブは常にハサミの角度が30度になるベルヌーイカーブという虚構で売れただけで、きたきつねは全く評価していない([1]、[2]、[3]、[4])。実際には30度にならず、薄いポリフィルムは切れないハサミででしかないと思う。
商品は、一瞬大量に売れても一巡した後に売れずに消えていったものも多く、売れればいいというものではないと思う。
文房具業界にはいろいろな肩書のひとたちがいるけれど、ブング・ジャムは業界の中の人としては、ユーザーの立場もしっかり持っていて信頼できる情報源であることは間違いないだろう。
それにしてもブング・ジャムのきだてさんの物事を例えたり、ネーミングする言葉のセンスの良さはたいしたものだ。
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