google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 UVレジンでパーツを作る: きたきつねの文房具日記

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2018年11月29日 (木)

UVレジンでパーツを作る

Daiso_gelbp_parts_1

少し前にダイソーの2本入りゲルボールペンを分解していたら、中のノックパーツをなくしてしまった。

その時は1本54円だからと放っておいたけれど、最近UVレジンで文房具のアクセサリーを作って遊んでいて、「おゆまるくん」で型取りをしていて意外ときれいに型が取れることがわかった。

よく考えてみたら「おゆまるくん」とプラスチックの補修に使っているプラリペアの型取りに使う時に使う「型取りくん」と非常に似ていることに気がついた。

「型取りくん」はポリエチレン樹脂だから接着剤や充填剤が接着しないで型取りができるのだ。「おゆまるくん」も同じポリエチレン樹脂なのだろう。

最初に、もう一つのペンからエンプラでできたパーツを取り出して見てみて、一番キーとなる三角の山形の部分から型取りをすることにした。

できるだけ正確に型を取るために板に穴を開けてパーツを固定して、おゆまるくんを押し付けた時に真っ直ぐで、型が動かないようにした。

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おゆまるくんを熱湯に入れて柔らかくしてパーツに押し付けて型を取った。

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パーツの反対側はおゆまるくんに押し込んで少し余分な部分まで型を取った。これは組み合わせる時に位置合わせをするためになる。

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最初に取った型に爪楊枝を使ってUVレジンを気泡が入らないように少しずつ細かな部分まで入れて、窓の外にだして太陽光で硬化させた。15分ほど放置しておいて、取り出したところ、きれいにかつ型の深い部分まで硬化できていた。

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次に二回目に取った型のパーツの残りの部分だけにUVレジンを入れた。最初に硬化した部品を位置がずれないように型に押し込んでセロテープで動かないように固定して、外に出して太陽光で硬化させた。

硬化後出来上がったパーツを取りだすと、少しバリが出た程度で成形はうまくいったようだった。

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パーツの外側のバリや、細かな部分に入り込んだバリを取り整形して完成。

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ボールペンの軸にパーツのと替芯、スプリングを入れてノックしてみたが一回は動くけれど、二回目から動かない。

そこでパーツを取り出して、正規品と比較しなが細かなバリを取り除いて何度か試して、ようやくノックでペン先が出るようになった。

Daiso_gelbp_parts_11

どうも、わずかにパーツの軸が曲がっていたようだ。素人の行き当たりばったりの手作りでは工業製品のような工作精度を出すのは難しい。

今回作ったパーツのように多数必要がなくて、強度もいらず簡単に型取りできるものなら「おゆまるくん」とUVレジンでなんとか作れることが分かったという程度で満足することにしよう。

ダイソーではおゆまるくんの他に似たようなプラスチックが三枚入った商品もあるけれど、こちらは硬すぎて細かな型取りはできないので注意が必要だ。

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