ファーバーカステルの直液式のローラーボールペンのレフィル
土浦のジョイフル2の万年筆売り場を見ていたら、ガラスケースの上に海外製のボールペンのリフィルの見切り品が入った箱があった。
中にファーバーカステル(Farber-Castel)の直液式のローラーボールペンのレフィル(#148710)が3本300円であったので買ってきた。
透明軸のレフィルは見たことがないので、調べてみたけれど現在は廃番になっているようだ。
以前SCOSで買ったシュナイダー(Schneider)のローラーボールのレフィル(Topball 850)も使える軸がなかったのでレフィル箱の中にあるので、この際ファーバーカステルのレフィルも軸を改造して使えるようにしてみることにした。
ファーバーカステルのレフィルは、軸の太さが6.8mm、ペン先の太さが2.5mm、シュナイダーのレフィルは軸の太さは6mmでペン先の太さが2.5mmと国産のローラーボールのレフィルの規格と異なっている。
シュナイダーのレフィルは、国産のノック式ゲルインクのボールペンの口金の穴の径を広げるだけで使えそうだけれど、ファーバーカステルのレフィルは、国産のノック式ゲルインクのボールペン軸に適合するものはなかった。
手持ちのボールペン軸ではC-305のレフィルを使えるキャップ式のOHTOのリバティーやプラウドなどが使えそうだった。6.8mmの軸のレフィルを一応入れてみると、ペン先は出ないけれど、中に入るようだったのでこれを改造することにした。
C-305と今回の2種のレフィルを並べてみると、長さは同じで、他もなんとなくISO規格を意識しているので非常に類似している。
ペン先の部分を比較するとはっきりと違っている。油性ボールペンと違い、後発の水性やゲルの規格は微妙なばらつきがある。
一番の問題はペン先のサイズがC-305の2.3mmと違い、2.5mmというところだ。そこでペン軸の口金の穴をドリルで2.6mmに広げた。0.1mm程度のクリアランスであれば、ペン先がブレることはない。
口金の穴を広げただけで、シュナイダーのレフィルは使えるようになった。こちらはエラベルノの口金を大きくして、使うことにした。
ファーバーカステルのレフィルは、軸とペン先の間に膨らんだ部分(直径3.5mm)があってそれが邪魔をしてペン先が完全に出てこなかったので、膨らんだ部分の太さより若干太い3.6mmのドリルで膨らんだ部分の長さに見合う分を口金の内側から穴を広げて入るようにできた。
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