知的生産の技術の落とし物:B5-3分割カード
個別カードは、厚手の用紙でできていて、バインダーに綴じてもいいし、カードとしても使うことができる。
26穴のルーズリーフのバインダーに綴じて整理できる。
個別カードは、厚手の用紙でできていて、バインダーに綴じてもいいし、カードとしても使うことができる。
このカードは1970年代から1980年代始め頃に流行した京大カードの派生商品になるのだと思う。
京都大学人文研教授の梅棹忠夫先生が岩波の図書に連載していた「知的生産の技術」をまとめたものが岩波新書の「知的生産の技術」が1969年に発刊されて、1970年代にB6サイズの京大カードが大ブームになった。
それまでも色々なサイズのカードがあったけれど、文献カードとして使われることが多かったけれど、そこにカードを情報の整理、発想法、論文の生産など一連の技術のツールとしてシステムとして使えることを「知的生産の技術」という本が明確にしてくれた。
そのため情報の道具としてのカードが注目されるようになった。その結果、色々なメーカーから多様なB6サイズのカードやケースなど用品類が発売されるようになった。
従来から使われていた5✕3カード、名刺カードなども使われるようになった。
今はパーソナルコンピューターを使って知的生産をすることが普通なのでカードで情報を整理する人は少ないかもしれないけれど、カードはそれなりに利点も多いような気がする。
現在もB6カードを使っている人がいるようで、LIFEやコレクトから発売されていてロングテール商品となっている。最近100円ショップのダイソーからも発売されている。
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