google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 知的生産の技術の落とし物:B5-3分割カード: きたきつねの文房具日記

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2019年1月 8日 (火)

知的生産の技術の落とし物:B5-3分割カード

B5_1_3card_1

年末、机の周辺の箱を整理していたら面白いカードが2種類でてきた。B5のルーズリーフを三分割したカードで、一つはカードをストックフォーム(知らない人が多そう)のように連続したものと、個別にしたものだ。持ち運ぶための専用ケースもある。

 

B6カードでは大きすぎるので、三分の二のサイズにしてB5の26穴バインダーに綴じて整理することを考えたようだ。

 

1980年の前後に大学生協がオリジナルで作ったもので、資料として買ってあったもののようで、商品名も含め詳細は不明なのが残念なところだ。

 

連続用紙のB5三分割カードは、薄手の紙でバラバラにしてもいいし、3枚連続して1枚のB5の用紙としても使える。

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個別カードは、厚手の用紙でできていて、バインダーに綴じてもいいし、カードとしても使うことができる。

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26穴のルーズリーフのバインダーに綴じて整理できる。

 

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個別カードは、厚手の用紙でできていて、バインダーに綴じてもいいし、カードとしても使うことができる。

 

このカードは1970年代から1980年代始め頃に流行した京大カードの派生商品になるのだと思う。

 

京都大学人文研教授の梅棹忠夫先生が岩波の図書に連載していた「知的生産の技術」をまとめたものが岩波新書の「知的生産の技術」が1969年に発刊されて、1970年代にB6サイズの京大カードが大ブームになった。

 

それまでも色々なサイズのカードがあったけれど、文献カードとして使われることが多かったけれど、そこにカードを情報の整理、発想法、論文の生産など一連の技術のツールとしてシステムとして使えることを「知的生産の技術」という本が明確にしてくれた。

 

そのため情報の道具としてのカードが注目されるようになった。その結果、色々なメーカーから多様なB6サイズのカードやケースなど用品類が発売されるようになった。

 

従来から使われていた5✕3カード、名刺カードなども使われるようになった。

 

今はパーソナルコンピューターを使って知的生産をすることが普通なのでカードで情報を整理する人は少ないかもしれないけれど、カードはそれなりに利点も多いような気がする。

 

現在もB6カードを使っている人がいるようで、LIFEやコレクトから発売されていてロングテール商品となっている。最近100円ショップのダイソーからも発売されている。

 

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