ZEBRA:ドライアップしない水性マーカーの「クリッカート」
出先の文具店に3月下旬に発売されたノック式水性マーカーの「クリッカート(CLiCKART)」があったので買ってきた。
水性マーカーはドライアップが問題になるので、ノック式にする場合はぺんてるの「ノック式ハンディラインS」のようにシャッター機構をつけて蓋をするようにしなければならなかった。
また、ステッドラーの「ピグメントライナー」のように短時間であればインクがペン先に皮膜を作り乾燥から保護できるものもある。
「クリッカート」は、新開発の「モイストキープインク」によりボールペンのようにシャッター機構なしで、プレス資料によればペン先収納状態で52週もの間ペン先がドライアップしないということだ。
「モイストキープインク」は、メカニズムは分からないけれど、空気中の水分を吸収して乾燥を防ぐことができるという機能があるらしい。実際に試してみたいと思っている。
気になるのはおおよそ52週でもドライアップしないとしても、一年54週くらいなのでその頃にはかすれてくるのではないかと思われる。商品の回転が良ければ問題にならないけれど、売れ残った場合、出荷して一年後に買った商品は描くことのできる期間が非常に短くなるということになるだろう。
そうならないようなフォローアップはどうするのだろうか。製造年月はリフィルに刻印されているけれど、いちいち中を確かめる訳にいかないだろう。
全体のデザインはシンプルで良くまとまっていて、ノックすると上部の穴の色が黒から赤に変わって分かりやすい。
中のレフィルを出してみると、ゲルボールペンのリフィルと非常に似ている。このリフィルを見ているとつい他のペン軸に入れてみたくなる。ただ先端の形状が違うので難しいかもしれない。
ここ数年ゼブラの製品は、デルガードだけでなく、他の製品もこれまでになく攻めている感じがするので、注目しておこう。
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