ゲルボールペンのリフィルのパイプの断面
ゲルボールペンの軸とリフィルの着せ替えで遊んでいる。だからきたきつねの筆立てに立っているゲルボールペンは、軸とリフィルが入れ替わっていてグチャグチャになっている。
リフィルの外形寸法はJIS規格で作られているので、同じ規格を採用したメーカーの軸は交換可能なのだからこんな遊びができる。
リフィルをみていると、ボールの径の違いによってパイプの内径が違うものがあるのに気がついた。
手元にあるリフィルをボール径とパイプ内径を可視化してみた。0.3mmには0.28mm、0.4mmには0.38mmが含まれている。
きたきつねは、ゲルボールペンは細書が好みなので、太いものが少ない。また、パイロットのゲルボールペンのリフィルは他社と違う規格なので持っていないので、比較できなかった。
明らかにパイプの内径が違うのが三菱鉛筆のようだ。
ボールの径が小さいということは、同じ長さの線を引いた時にインクの使用量が少ないということで、大きなボール径と同じインクの量だとより沢山の文字が書け、線が描けるということになる。
筆記量を同じにする方法としては、同じパイプを使いボール径に合わせてインクの充填量を変えるか、パイプの内径を変えて充填量を調節することになるのだろう。
同じパイプの内径でインクの充填量を変えると、パイプのインクの長さが変わるので、見た目が悪いのだろう。パイプの内径を変えると、インクの見た目を同じにするとができる。
きたきつねの持っているリフィルの大部分は使用しているので、比較ができないのが残念なところだ。ボール径が違ってもパイプ径が同じで、インクの長さも同じものもあるようだ。
唯一、三菱鉛筆シグノの307のリフィルが未使用だったので、比較してみるとパイプの内径が違うので、インクの量が同じに見えるのが分かる。写真の上がボール径0.5mm、下が0.38mmになる。
各社の考え方が見えて面白かった。
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