ISOT2019 カシオ「ラベルライター」
電卓や電子文具などのメーカーのカシオでは、ネームランドのスマホ専用モデル「NAME LAND i-ma KL-SP10」とラベルライター「Lateco EC-K10」の二種を紹介していた。
ネームランドのスマホ専用モデル「NAME LAND i-ma KL-SP10」は、スマホとBluetoothで接続して、専用アプリで印刷できるネームランドで、今年の日本文具大賞機能部門の優秀賞に選ばれている。
オープン価格だけれど、市販価格は5,000円程度と比較的低価格のモデルのようだ。
ネームランドのテープカートリッジが使えて、スマホのOSはAndroidとiOSのどちらでも使えるということで、ネームランドをユーザーにとってはテープの資産を活用できるのがいいと思う。
テープカートリッジの特許が切れていて、サードパーティーから定価格の互換テープカートリッジが発売されているので、新しく導入する場合でも比較的低コストで使えそうだ。
テープカートリッジを使わないラベルライター「Lateco EC-K10」は、テープを詰め替える方式でテープカートリッジを使わない環境に優しい(?)製品ということらしい。
テープは、インクリボンを使わない感熱式のものを使っている。耐候性については試験しているようだけれど、耐熱性についてははっきりしていないようだ。
テープカートリッジを使わないもうひとつの理由として、低価格の互換インクカートリッジ対策ではないかと思ってしまった。
どうしてWi-FiやBluetoothで使えるようにしなかったのかというところだ。というのはWi-FiやBluetoothのモジュールは低価格になっているし、PCやスマホアプリはできているのだから利便性が高くなるだろう。
いまどきUSB接続でケーブルに振り回されることはないだろう。
カシオはなんでも作ることができる技術があるのに、電子文具ではネームランドとかハンディーコピーとかどうも二番煎じのイメージが強いのと、何かひとつ欠けている印象が強い。
実際には、デジカメのQV-10のような世界のカメラを変える起爆剤になった製品も作っているので、オリジナリティがないわけではないだろう。
カシオは以前携帯コピー機「コピーペン CP-9」を作ったことがあるので、リコーが発売した「Handy Printer」より早くもっとソフィスティケートされた形で先に出すと思っていたので残念だった。感熱リボンのハンディープリンターで良いと思った。
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