google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 三菱鉛筆uni商品研究会 特別展示2019 in 品川: きたきつねの文房具日記

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2019年9月 4日 (水)

三菱鉛筆uni商品研究会 特別展示2019 in 品川

Uni_limex

大井町の三菱鉛筆株式会社の本社で「uni商品研究会」に行ってきた。例年は有楽町の交通会館での開催だけれど、本社の方がスタッフの負担が少ないだろう。

年一回の商品研究会は、発売前の新製品や参考出品などを手にとって見ることができるいい機会になる。

今回は、きたきつねの以前から考えていたことが、間違いでないことがわかったのは収穫だった。

これまでにない製品としては、株式会社TBMの石灰石とポリオレフィン樹脂でできた素材「LIMEX(ライメックス)」とコラボした軸を使ったボールペンが発売されるということだ。

LIMEXは、石灰石50%を含んだポリオレフィン樹脂で構成された素材で、製造工程で水を使わず、プラスチックを50%削減できるエコな素材ということだ。

LIMEXは、炭酸カルシウム80%、高密度ポリエチレン20%の台湾のロンミンのストンペーパーと全く違った素材で、比重が軽く、印刷適性に優れていて、特許が成立しているということだ。

Uni_edge_1

ボール径0.28mm超極細のリフィルの入った「JETSTREAM EDGE」が登場するということだ。

Uni_edge_2

ゲルインクボールペンでは0.28mmは発売されているけれど、油性ボールペンでは初めてになるのだろう。ペン先もポイントチップといって、パイロットのシナジーチップと似た形状の油性ボールペンは、ゲルインクボールペンと違ってにじむことがないので、描線がシャープになるので、手帳などに適しているのだろう。

JETSTREAM EDGEの軸は、これまでの三菱鉛筆のボールペンにはないフォルムで、クリップがワイヤだったりと攻めてきている感じがする。

本社入り口にボールペンのボールが展示されていて、0.28mmのボールがあったけれど、同じ重さでは0.5mmのボールの6倍もの個数があるということで、ものすごく小さいことがわかる。

Uni_028ball

消せる3色ボールペン、ジェットストリームプライムなど軸のカラーや素材にこだわりがでてきていたり、カラーマーカーのプロパス・ウインドウの後ろのペンを極細ペン先にしたり脱蛍光色のインクにしたりと製品を育てる方向が出てきているようだ。

初期ロットを買ってみたけれど、インクがスムースにでないので使えないという判断をしていた消せるボールペンR:Eは、インクを改良していて随分インクが滑らかにでるようになっていて驚いた。

ただ文房具との出会いは一期一会で、最初に出会った時に不満足な性能や機能だったりすると、ユーザーはその製品は二度と買わない。その後、改良されたとしてもフォローすることもない。だから、製品はある程度きちんとした性能がだせる状態で市場に出すべきだろう。

各種製品の開発担当者とも少し話ができて有意義だった。

今回の研究会の展示は若手社員主導で進めたということで、分かりやすい展示になっていた。

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