三菱鉛筆:KURUTOGA アドバンス アップグレードモデル
プレス発表を見ていたら、三菱鉛筆から1月末に新製品としてシャープペンシルのクルトガシリーズに「KURUTOGA アドバンス アップグレードモデル」(1,000円税抜)がでるらしい。
軸に金属パーツを使い重心を低くして、グリップに穴を開けた「パンチンググリップ」(?)を使っているという。
パンチ孔は「グリップのガイドとしても役割を果たす」と書いてあるけれど、パンチンググリップにしたのは、クルトガエンジンの動きをどうしても見せたいということのようだ。
クルトガエンジンはシャープペンシルの歴史の中で画期的な発明で、一定水準以上のシャープペンシルの全てに組み込んでもいいのではないだろうか。
アルファゲルがクルトガになったら面白いと思うけれど。
もうクルトガエンジンの動きなど見える必要がないと思っていて、無理に動きを見せようとするとデザインに無理がでてきて、将来的に大きな障害になってくるだろう。
三菱鉛筆は、筆記具の中では低価格の鉛筆製造から始まったためか、コスト積み上げで製品開発をしているので、着実なのだろうけれど、そればかりでは製品に冒険ができないからデザインの制限や高級ラインの展開が難しいような気がしている。
ここ数年、少しづつ新しい動きをしようという気配が見えてきているが、まだ手探りのようだ。
今回の「アドバンス アップグレードモデル」も中高生のシャープペンシル・ブームに照準を合わせてきていると思うけれど、その先をどれほど考えているのか楽しみだ。
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