新春文紙フェア2020 寺西科学工業「Magic Knock」
寺西科学工業では、ノック式油性マーカーの「マジックノック(Magic Knock)」を紹介していた。
ノック式油性マーカーは既存の製品もあって特に目新しいものではないけれど、油性マーカーのマジックブランドの製品のラインナップに是非ということなのだろう。
アルコール系のインクを使っていて、カートリッジが二本入というところが売りといえるくらいかなと思う。
最近、シャッター機構のない水性マーカーがゼブラから発売されているけれど、油性の場合はドライアップが避けられないのでシャッタ機構が必須だろう。
シャッター機構の付いたノック式マーカーは、100円ライターやチャッカマンを製造している株式会社東海が1989年に発売したノック式サインペン、ラインマーカー「ベスタオスト」が世界初の製品だった。
その後、特許が切れてノック式マーカーやラインマーカー(蛍光ペン)が発売され、更にシャッター機構の改良も進められてきている。
ノック式マジックマーカーは、古い技術をつかっている。
昨年夏の文紙フェア2019で寺西科学工業が新製品として紹介していた産業用の「ギター ガンコ インキ落とし」もあった。
「インキ落とし」は、プラスチック、ガラス、金属、ゴム、陶器など非浸透性の素材の表面の油性インク、ペイント、クレヨンなどを消すマーカータイプの製品で、界面活性剤を使っているのかと思ったけれど、低臭性の有機溶剤を使っているかもしれない。
意外とインクやペンキを消す需要はあって、容量の多い製品は便利かもしれない。
この種の製品は、紙や木工製品や漆器などの高価な製品に使うことはできないのだけれど、間違って使う人が一定程度出そうな気がする。
きたきつねは、昔から油性マジック、製図インク、印刷インク等を消したり、テープ・シールののりを除去するのにパピエコの「アードクリア」を使っているけれど、こちらの方が低価格のようだ。
| 固定リンク
コメント