三菱鉛筆「uni-ball one」続き
プレスリリースを見て楽しみにしていた三菱鉛筆の「ユニボール ワン(uni-ball one)」は発売日から少し経ってしまったけれど、田舎でもなんとか入荷したようで買うことができた。
実際手にしてみると質感はほぼ予想通りのものだった。期待していたオープンワイヤーのクリップは、ちょっと予測とは違っていて、とてもいい感じに仕上がっている。
軸のシンプルな一本の丸棒に見えているけれど、ちゃんとグリップ部分が滑り止めになるソフトな素材を使っている。
新インクを使ったリフィルは三菱鉛筆のこれまでと同じJIS S6061-K寸法となっている。
期待していたオープンワイヤーのクリップは、固定方法を工夫していて、スッキリと収まっている。
ノックボタンも従来の細く透明キャップをかぶったものから、太く安定感のある形状になっている。もっと太くしても良かったような気がする。
ノックに近い部分を押すと開く、従来のバンダークリップと同じ動きができる。開きも十分で、バインダークリップとして機能する。
クリップを開けた時にワイヤが斜めになるのではと思ったけれど、全く問題なく変形すること無くスムースに動く。
三菱鉛筆の筆記具、特にボールペンのクリップはずっと小学校の通信簿でいえば「頑張りましょう」だったけれど、「uni-ball one」のクリップでようやく「良くできました」になったと思う。
インクに関してプレスでは、従来の色材を粒子中に閉じ込めたビーズパック顔料で粒子のサイズが大きいので紙への浸透が少ないので黒インクは鮮やかに発色するということだ。
従来のシグノに比べると確かにハッキリした発色に感じる。きたきつねには、シグノの黒は赤系に、ワンは青系に見える。
希望としては、グレー系のインクのものが欲しい。
定価120円のゲルボールペンにこのクリップは素晴らしい。
3月末にトップの世代交代もあるようで、昨年からの新製品にもそのような雰囲気が現れていたようだ。
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