Daiso:万年筆 No.3
ダイソーに新しい中国製の万年筆が入荷していた。
一見するとプラチナ万年筆のプレピー万年筆に似た感じの万年筆で、B級万年筆コレクションに入れるために買ってきた。
製造は中国製で、前からあるHAUSERの透明軸の万年筆No.1に比べると同じポリプロピレンを使っているけれど、軸が透明度が高くなっている。
キャップと尻軸にはポリカーボネートが使われているようだ。
パッケージを開けて見てみるとなかなか良くできている。
パッケージには本体とカートリッジが2本入っていた。
それにしても良くできている。プラチナ万年筆のプレピー万年筆を上手くコピーしている。
特に、キャプにプラチナ万年筆のスリップシールをマネた「Air Seal」が内蔵されている。少し強めのスプリングが入っている。パッケージの説明は「ゴム栓がペン先を保護し、空気を遮断、インクが乾きにくい!」となっている。
スリップシールは実用新案であれば期限が切れているから、知財的には問題ないのかもしれない。
首軸はポリプロピレンが、ペン芯とクシ溝はABS樹脂を使っている。ペン先は鉄でペンチップにインジウムが使われるらしい。
ペンへのインクを流すのは繊維軸を使っていて、プレピーのような本格的なペン芯を使っていない。
パートリッジはアクリルボールを使っていて、ヨーロッパ標準規格になっていない。
調べてみるとどうもLAMYと同じ規格のカートリッジを使っているようだ。左からヨーロッパ標準規格、中央がダイソー、LAMYの純正のカートリッジになる。
LAMYのカートリッジは特殊なのでダイソーで供給されるのだろうか。
使ってみると、少し引っかかりがあるけれど普通に書けるというか、きたきつねはどんな筆記具もある程度使えるので、性悪な筆記具以外は普通に使えることになる。もちろん快適に使える好きな筆記具はある。
引っかかりがあるときは、2000番くらいの耐水ペーパーに少し字を書けばいい感じになる。B級万年筆ならではの適当さが好きだ。
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コメント
こぶたまんじゅうさん
手元にLAMYのカートリッジしか持っていなかったものですから。使えればいいというところで妥協しています。
確かにラミーのカートリッジの穴は3.0mmでした。0.1mmの差は大きいですね。
http://northfox.cocolog-nifty.com/stationery/2017/01/lamy-d41a.html
投稿: きたきつね | 2020年10月11日 (日) 10時11分
前回書き込んだあと、この万年筆に使えるカートリッジについて調べてみました。
付属カートリッジの孔径が3.2〜3.3mmあり、LAMYの規格よりもわずかに大きいんですね。
LAMYに近い規格はPARKERですから、PARKERのコンバーターを挿してみました。
LAMYだと装着したときに、グッと孔が広がる感触がありますが、PARKERだとぴったりです。
この万年筆はPARKER規格ですが、LAMYの規格とペン軸の径が近いため、LAMYのカートリッジが装着できてしまうのだと思います。
投稿: こぶたまんじゅう | 2020年10月11日 (日) 08時31分
ptasさん
ペン芯の構造がちょっと違うだけで、ペン先はプレピーと変わらないので一応万年筆でしょう。
確かに構造はパイロットのペチット・ワンに近いかもしれません。
投稿: きたきつね | 2020年5月27日 (水) 23時13分
使ってみました。
なるほど、本当の万年筆ではないのですね。
書いたときの違和感はこれだったのか。
書き味は確かにパイロットの小さいやつに似てますね。
投稿: ptas | 2020年5月27日 (水) 21時51分
こぶたまんじゅうさん
確かにナカバヤシの「e万年筆」とスリップシールが似ていますね。同じメーカーなのかもしれません。
投稿: きたきつね | 2020年5月15日 (金) 20時26分
貴重な情報ありがとうございます。
さっそく買いに走りました。
キャップのつくりがナカバヤシの「e万年筆」とそっくりに見えますね。
投稿: こぶたまんじゅう | 2020年5月15日 (金) 10時11分
食パンコロッケさん
今使ってますが、なかなか良いですよ。
投稿: きたきつね | 2020年5月14日 (木) 23時09分
プレピーのコピー製品なのですね。
乾きにくそうなので買ってみようかと思います。
投稿: 食パンコロッケ | 2020年5月14日 (木) 19時56分