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2020年6月15日 (月)

ボールペンのノック式について その2

Rt_bp_old_1

ノック式の機構についてちょっとだけ見ておきたい。

初期のノック式は、写真の下のようにプッシュボタンを押すとノッチが引っかかる非常に単純なものだった。これは現在でもバラマキに使われる安いボールペンに使われている。

写真の上は1973年に発売された三菱鉛筆の証券細字NO.460で、ノック機構を洗練した形にしている。証券細字NO.460は生産終了しているけれど、ノック機構は1975年発売され小学生の間で爆発的人気だったBOXYに受け継がれ、現在ではuni LIMEXに残されている。

この初期のノック機構は、形を変えて多色ボールペンに引き継がれている。

Rt_bp_old_2

二つのボールペンのノック機構を取り出して見ると、シンプルなのが分かる。三菱鉛筆の証券細字用は、二つ必要だった軸の穴を一つにするように改良されている。

Rt_jotter_1

その後、ノックの機構はパーカーのジョッターに採用された内部に収められ、さらにリフィルを回転するものに変化してくる。この機構は現在のほとんどのノック式ボールペンの中に形を変えて入っている。

Rt_jotter_2

パーカーの特許を回避するため各メーカーの工夫が重ねられている。ジョッターではリフィルに回転機構の一部が付いているが、他のメーカーはリフィルはそのままで軸の中にノックと回転機構を収めている。そのため、リフィルのコストを安くすることができている。

当時、パーカーのジョッターは、キャップがいらず、ノックする度にペン先が回転するため片減りしないとか、筆記距離が長いなど多くの特徴があり、大ヒット商品となっている。一時期XXFからXXBまで非常に多くのボール径のリフィルも発売されていた。

Rt_jotter_3

現在のノック式ボールペンのノック機構は、ジョッターのリフィルの尻の部分の形状を巧妙に軸の内側に取り込んでいるののがわかる。

この現在の機構を考えたのはどのメーカーなのだろうか、オートが鉛筆型ボールペンのノック式を1962年に発売しているらしいけれど、詳しくわわからないので、もう少し調べてみなければならない。

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