google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 きたきつねの文房具日記: 2020年9月

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2020年9月26日 (土)

三菱鉛筆:新ブランドのボールペン「3&bC Pt7」

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10月9日に発売の新ブランドのボールペン「3&bC Pt7」のプレスリリースがでたというので、楽しみにして読んでみた。

途中まで読んでがっかりしてしまった。既製の「パワータンク」のデザインを変えずに、軸の色を蛍光色を中心に変えただけというなんともつまらないものだった。

それだけでなく定価200円のものを、色を変えただけで600円にするというのも許せない。

圧力をかけた気体が抜けないようにするため気密性の高い金属軸でなければ実現できなかったリフィルをプラスチックで実現した技術的には素晴らしい加圧式ボールペンの「パワータンク」を酷いデザインのままで放置しておいて、この仕打はないと思う。

他社が未熟な加圧式ボールペンにも関わらず、加圧式という特徴を生かして、アウトドアや現場業務用にも使えるボールペンとしてデザインしているのを三菱鉛筆の開発陣はどう思っているんだろう。

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2020年9月25日 (金)

ダイソーのコンパスカッターの改造に関するまとめ

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紙や薄いポリシートなどを丸く切り抜くことのできるコンパスカッターを使って穴を開けずに切り抜く、10mm以下の円を切り抜く、替刃のカスタマイズなどに関する記事をまとめてみた。

DAISOのコンパスカッターの針の長さを可変にできるように改造 2019年11月27日
コンパスカッターで紙に穴を開けずに切り抜く 2019年12月 1日
DAISOのコンパスカッターの替刃 2019年12月 3日
DAISOのコンパスカッターを直径10mm以下の円を切り抜きできるように改造 2019年12月11日
DAISOのコンパスカッターの替刃にオルファのデザイナーズナイフの替刃を使う 2019年12月20日
DAISOのコンパスカッターにNTカッターのデザインナイフの替刃を使う 2019年12月26日

 

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2020年9月18日 (金)

筆記具の書き味

きたきつねの文房具日記で筆記具を沢山扱っているけれど、基本的にデザインや機能を中心にして、書き味については触れないことが多い。

筆記具は他の文房具よりも微妙なコントロールが必要な道具で、筆記具の持ち方、筆圧、インクの粘度、色味、濃さ、ペン先や軸の太さ、グリップの素材や形状、など使う人の好みや使う紙の表面の滑らかさや粗さ、インクの吸い込み易さなどの使用条件によって千差万別で、書いたときの感触を単純に評価することは無理だということだ。

例えば毎年行われているお気に入りのボールペンを選ぶOKB48の選挙結果を見ても分かるように、ジェット・ストリームが一位だけれど、100%のひとがベストと答えているわけではない。また48位のペンを押す人が必ず存在していて、万人受けのする筆記具はないということだろう。

ということで、きたきつねにとって良い書き味の筆記具が、他の人にとって良い書き味である保証はないからきたきつねの文房具日記では触れないことにしている。

きたきつねにとって、例えばジェット・ストリームはメモ書きなら良いけれど、長く書くのにはペン先が滑って使いにくい。もちろんマイベスト筆記具はある。

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2020年9月12日 (土)

ボールペンのリフィルの改造についてのまとめ

油性ボールペンはJIS規格が古くからあるのでリフィル(替え芯)の規格が統一されていてメーカーが違っても互換性が高い傾向があるけれど、ゲルインクボールペンはJISがあるけれど一部メーカーのリフィルの規格が違っていて互換性がないことがある。

日本筆記具工業会がボールペンのリフィルの互換表を提供している。

互換表にない軸とリフィルを組み合わせて使いたい場合には、自分で改造することになる。きたきつねの文房具日記では、これまで何種類かの軸とリフィルについて改造をした記事を書いてきたので、まとめてみた。

無印のボールペンをジェットストリームにする 2008年8月 9日
無印のボールペンをジェットストリームにする2 2008年8月11日
普通のボールペンをジェットストリームにする 2008年9月30日
ジェットストリーム中芯をノック式中芯に 2008年10月 2日
アクロボール-シグノ多機能ペン 2009年5月25日
無印の「低重心ボールペン」 2010年1月 9日
PILOT Opt.をZEBRA Surariにする 2011年4月20日
SCOS:シュナイダー FAVE ボールペン 2012年9月25日
uni PowerTankの替芯をPARKER互換リフィルに改造する 2015年11月22日
ぺんてるエナージェルのレフィルをエラベルノに入れる 2017年11月12日
オートのリバティーにアクロボールのレフィルを入れる 2017年11月29日
オートのリバティーにジェットストリームのレフィルを入れる 2017年11月30日
ファーバーカステルの直液式のローラーボールペンのレフィル 2018年12月15日
油性ボールペンのリフィルをゲルボールペンの軸に入れる 2019年2月15日
「インクが長持ちするボールペン」のリフィルをゲルボールペンの軸に入れてみた 2019年3月22日
ブレンにジェットストリームの0.28のリフィルを入れてみた 2020年2月18日
ジェットストリームの0.28のリフィルをスラリのリフィルに真面目に改造 2020年3月 4日
Herlizのローラーボールのカートリッジを再生してみた 2020年6月30日
ファーバーカステルのローラーボールペンのレフィルにインクを入れる 2024年2月17日

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2020年9月11日 (金)

インクを作る遊びについてのまとめ

故障して使わなかったインクジェットプリンターの詰め替えインクで万年筆のインクを作る遊びについての記事をまとめてみた。

CMYKのインクを組み合わせることで多様な色のインクを作ることができる。問題は、インクジェットプリンターのインクは紙に浸透しやすくするための添加剤が入っているようで、インクが裏抜けしやすいことだろう。

インクジェットインクで好みのインクを作る 2016年10月17日
お気楽インク工房 2016年10月19日
お気楽インク工房2 2016年10月20日
お気楽インク工房3 2016年10月21日
夏らしい青いインクを作ってみた 2018年8月 5日

 

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2020年9月10日 (木)

タミヤのスペアボトルミニ (角ビン)についてのまとめ

インク好きの間ではインクをシェアするのによく使われている模型工作で混色した塗料などを保管するタミヤのスペアボトルミニ (角ビン)についての記事をまとめた。

スペアボトルミニ (角ビン)は、容量が10mlで、形状が角型で収納しやすいなど便利に使える。

タミヤ:スペアボトルミニ (角ビン) 2016年10月13日
タミヤ:角型のスペアボトル 2019年10月25日
インクボトルラベルセット 2019年11月19日
インクボトルラベルを作る 2019年11月20日

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2020年9月 9日 (水)

文具知識能力検定全国模擬試験開催中

2020

文具知識能力検定は、文具屋さんドットコムが運営している文房具の基礎知識を広く知ってもらうことを目的に実施されている無料の検定試験だ。

検定試験は毎年Web上で実施されていて、現在本試験に向けての模擬試験が8月28日から11月27日まで実施されている。

文房具に関する知識を確認する意味で受験すると良いと思う。

模擬試験の合格者の中から最新版の文具検定問題集VIIIが100名にプレゼントされる。

試験終了後公開される問題解説も文房具の基礎知識を得るのに良いだろう。文房具好きも知識の力試しにどうぞ。

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2020年9月 8日 (火)

各種万年筆用コンバーター作りについての情報のまとめ

カートリッジ式万年筆で好みのインクを使うためのコンバーターがあって、各社が専用のコンバーターを販売している。それらは、意外と高く何本も万年筆を持っていると結構な投資が必要になる。

ネットショップで、非常に安い中国製のヨーロッパ共通規格のコンバーターがあるので、それを使って各社の万年筆に使えるように改造してみた。

道具と手間はかかるけれど、一本30円位でコンバータが作れた。道具は100円ショップで買えるものばかりだから、それほど投資は必要ないだろう。

廉価版ヨーロッパスタンダードのコンバーター 2015年10月23日
セーラーの万年筆コンバーターを作る 2015年12月20日
プレピー万年筆でコンバーターを使う方法 2016年10月25日
ダイソーの万年筆でコンバーターを使う 2016年11月02日
プレピー万年筆でコンバーターを使う方法 2016年10月25日
パイロット万年筆のコンバーターを作る 2016年11月10日
LAMY万年筆のコンバーターを作る 2017年01月02日
万年筆のカートリッジにインクを注入するスポイトを作る 2017年09月26日
中華コンバーターをプラチナ用コンバーターに改造 2018年05月11日
ダイソーの新しい万年筆No.3のコンバーターを作る 2020年5月25日

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2020年9月 6日 (日)

100円ショップの万年筆のまとめ

100円ショップでは以前から万年筆が売られていて、特にダイソーではきたきつねの文房具日記を書く随分以前から売られていたから、それらについては今後まとめておくことが必要かもしれない。

カートリッジ式の万年筆はダイソーだけで、現在プラチナ万年筆とヨーロッパ共通規格のカートリッジを販売している。

キャンドゥのミニ万年筆 2006年5月19日 (金)
ダイソーの100円万年筆2種 2008年6月11日 (水)
ダイソーの100円万年筆続き 2008年6月15日 (日)
ダイソーの100円万年筆に新種発見 2009/2/13
ダイソー:カートリッジ式万年筆 2015年2月24日 (火)
SERIA:ゼブラ fuente万年筆 2015年5月15日 (金)
DAISO:Rosso Bianco 2016年11月22日 (火)
ダイソー:万年筆HAUSER 2017年5月 1日 (月)
Daiso:万年筆 No.3  2020年4月23日 (木)

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2020年9月 5日 (土)

第29回日本文具大賞

7月の開催予定が新型コロナ感染症の自粛の影響で延期になっていた 第31回 国際文具・紙製品展【夏】が9月2日から4日まで東京ビックサイトで開催された。

東京は新型コロナ感染症には鬼門なので、今年は行かないことにした。このところISOT自体が面白くなくなってきたので、これからも行かないかもしれない。

会場で第29回日本文具大賞のグランプリが発表になったようだけれど、今年も小粒で迫力のある製品はなかった。

日本文具大賞はその年の「機能面」「デザイン面」それぞれにおいて優れた文具に贈られるアワードといってもエントリー制となっているので、国内で発売された全ての文房具から選ばれるわけではない。

選考が業界中心であることとエントリー制ということで「日本文具大賞」と市場での評価の乖離が大きくなっている。同じ業界人が選ぶ「文房具屋さん大賞」の方が選考対象が広いので市場の評価に近いのかもしれない。

文房具情報のフリーペーパー「Bun2」の選ぶ「Bun2大賞」は、文具ファンの投票で選ぶので、こちらのほうが一番市場の評価に近いのではないか。

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2020年9月 4日 (金)

ゼブラ:ウェットニー

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プレスリリースを見ていたらゼブラから加圧式油性ボールペン「ウェットニー」が発売されるというのを見つけた。

加圧式油性ボールペンはリフィル(替芯)の後ろから圧力をかけて、ボールペンの苦手な上向き筆記ができるようにしたものだ。 

これまでも加圧式油性ボールペンとしては、国産では三菱鉛筆「パワータンク」、トンボ鉛筆「エアプレス」、パイロット「ダウンフォース」、海外製品としてはアメリカのFISHER「SPACE PEN」が売られている。残りはぺんてるとOHTOになった。

三菱鉛筆の「パワータンク」とFISHERの「SPACE PEN」は気密性のあるリフィル内にガスを封入する方式で、水中や無重力空間、氷点下でも使える本格的な加圧式油性ボールペンになっている。

ゼブラの「ウェットニー」は、トンボ鉛筆「エアプレス」、パイロット「ダウンフォース」と同様にノックするたびにピストンがリフィルの空気を圧縮してインクを加圧する方式の簡易型加圧式油性ボールペンとなっている。

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2020年9月 2日 (水)

アピールカッターとペーパーナイフの情報まとめ

これまで、きたきつねの文具館ときたきつねの文房具日記で扱ってきたテープ剥がしに使える「アピーカッター」と「ペーパーナイフ」の記事をまとめてみた。

ペーパーカッターPEEL & CUTの使い方動画2021年5月18日
アピールカッター 1998年頃
シンプルで楽しい文房具 アピールカッター 2000.12.18
アピールカッター 2006年12月28日
ダイソーの「テープはがしカッター」 2010年2月15日
ニッケン刃物の「ペーパーナイフ」 2010年11月11日
古い名簿をバラす 2012年12月20日
ペーパーナイフのクリーニング 2013年4月 4日
「ペーパーナイフ PEEL & CUT」でテープが剥がせる秘密 2013年11月20日
ペーパーナイフでラベルを剥がす 2013年4月 3日
ニッケン刃物:ペーパーナイフ PEEL & CUT 2013年10月27日
ペーパーナイフ PEEL & CUTが届いた 2013年11月 7日
「ペーパーナイフ PEEL & CUT」で段ボール箱を開ける 2013年12月16日
「ペーパーナイフ PEEL & CUT」のクリーニング 2014年1月29日
ペーパーナイフというもの 2014年2月25日
ブングテン14でワークショップ 2014年3月23日
アルバムから写真を剥がす 2014年4月12日
「ペーパーナイフ PEEL & CUT」で落花の舞はできるか 2014年7月 1日
「刃物の日」に思う 2016年11月 8日
NHK-Gのノーナレ「屋根裏のちばてつや」にペーパーナイフがでてきた 2020年6月 2日

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2020年9月 1日 (火)

きたきつねの文房具日記のこれから

1996年から文房具のホームページ「きたきつねの文具館」を作ってきたけれど、タイムリーな更新が大変なので2006年からブログ中心に変えてから14年近くになる。記事は現時点で2,200件を超えていて、年間150件強になる。

どちらもたいして読まれていないけれどよく続いたものだ。時系列にその時の話題を取り上げて来ているために、記事が多くなると自分で記録として活用するのが難しくなってきているのは困ったものだ。

何事も持続することは難しいようで、ホームページの時と同じように、ブログが流行り始めた頃は雨後の筍のように多くの文房具系ブログができてきたが、継続しているものは少数になってきて、ほとんどが消えてしまったか、休眠状態に入っている。

原因は、作成者の熱意が無くなってしまったものが一番多いかもしれない。高齢になって作成者がいなくなったり、無料のブログサービスが終わったことも原因にあるだろう。

ホームページにしてもブログにしてもWeb上の情報は、管理者の都合でいつ消えるかもしれないので資料としての価値が低いのが問題だ。

SNSは、流行っているけれどフローな情報で、かつ細切れな情報なので時間の経過とともに探すことが難しくなるので、資料としての価値はあまりない。

きたきつねの文房具日記もこれからどうなるのか、どうするのか考える時期にきたのかもしれない。

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