google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 三菱鉛筆:新ブランドのボールペン「3&bC Pt7」: きたきつねの文房具日記

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2020年9月26日 (土)

三菱鉛筆:新ブランドのボールペン「3&bC Pt7」

Pt7_2

10月9日に発売の新ブランドのボールペン「3&bC Pt7」のプレスリリースがでたというので、楽しみにして読んでみた。

途中まで読んでがっかりしてしまった。既製の「パワータンク」のデザインを変えずに、軸の色を蛍光色を中心に変えただけというなんともつまらないものだった。

それだけでなく定価200円のものを、色を変えただけで600円にするというのも許せない。

圧力をかけた気体が抜けないようにするため気密性の高い金属軸でなければ実現できなかったリフィルをプラスチックで実現した技術的には素晴らしい加圧式ボールペンの「パワータンク」を酷いデザインのままで放置しておいて、この仕打はないと思う。

他社が未熟な加圧式ボールペンにも関わらず、加圧式という特徴を生かして、アウトドアや現場業務用にも使えるボールペンとしてデザインしているのを三菱鉛筆の開発陣はどう思っているんだろう。

三菱鉛筆の本社が新社屋に移って製品開発の体制が変わったと聞いて、「ジェットストリーム プライム 回転繰り出し式シングル」、「ジェット・ストリーム エッジ」、「ユニボール ワン」とちょっと変わったボールペンが出てきたので期待していたが、何も考えていないことがよく分かった。

三菱鉛筆は、創業の1本単価の安い鉛筆をベースにコストを第一に考えてきたので、コストの呪縛に縛られているようだ。

製品開発のプロセスには安物を作るのとは別なプロセスがあるはずだろう。多分、現場の人間には理解できる人もいると思うけれど、三菱鉛筆の上層部は理解できていないのではないだろうか。

そのことが、他の筆記具メーカーに比べて基礎技術は素晴らしいのに大きく飛躍できないできたことの原因かもしれない。

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コメント

narkejpさん

他のメーカーの加圧ペンと比べてクオリティーが低すぎて660円はないと思います。インダストリアの分からないデザイナーと組むと碌なことがない事例がまた増えたということになるでしょう。軸に関しては同じ意見です。

投稿: きたきつね | 2020年10月 3日 (土) 21時04分

金型を流用できるのかどうか、そのへんのコスト問題はわかりませんが、他社の加圧式ボールペンがおおむねそんな値段なので、横並びにするつもりなのでは?と、パワータンク・ファンとしては戦々恐々です。薄利多売を目指したが多売できなかったので単価を上げて厚利少売を目指すのでしょうか(^o^)/
この新ブランド名も、なんだか覚えにくいです。ひとりよがりな感じを受けてしまいます。ほんとは、もう少しかっこいい軸がほしいところですね。

投稿: narkejp | 2020年10月 3日 (土) 20時16分

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