google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 きたきつねの文房具日記: 2020年10月

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2020年10月27日 (火)

ゲルボールペンの互換性に関するまとめ

ゲルボールペンのリフィル(替芯)にもJIS規格があって、同じ規格のリフィルはメーカーが違う本体(軸)に入れて使える。

国産メーカーではパイロットが独自規格を採用しているので、それ以外のメーカーのゲルボールペンのリフィルはほぼ互換性があるので、好みのインクのやボール径のリフィルを使いやすい本体に入れて使える。

きたきつの机の上の筆立てに入っているゲルボールペンは本体とリフィルのメーカーが殆ど違ってしまっている。

ボールペンレフィル(替え芯)互換表(2009年4月 7日)
エラベルノのレフィルを見ていたら(2017年11月 2日)
エラベルノのレフィルを見ていたら その2(2017年11月 3日)
軸とレフィルがグチャグチャのゲルボールペン(2017年11月 8日)
ぺんてるエナージェルのレフィルをエラベルノに入れる(2017年11月12日)
無印良品:詰め替えるペン。(2019年1月28日)
ゲルボールペンの軸はカスタマイズに適している(2019年2月 6日)

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2020年10月19日 (月)

三菱鉛筆:ジェットストリーム 4&1 Metal Edition

Jetstream41_me1

プレスリリースを見ていたら10月21日にメタルグリップを採用した「ジェットストリーム 4&1 Metal Edition」を発売するという。

特徴は、グリップと消しゴムキャップにアルミ素材を採用し、ガンメタルなど落ち着いたカラーリングにしたというところだ。

これまで三菱鉛筆にはメタルグリップを採用した製品としては「ユニボール R:E 3 BIZ」があって、きたきつねはこの製品には少し心が動いたけれどユニボール R:Eはまだまだの商品だと考えているので購入に至らなかった。

メタルグリップについてはUNUS PRODUCT SERVICEが、以前からフリクションとジェットストリーム 4&1用に交換タイプのメタルグリップ「SMART-GRIP ローレットタイプ」と「SMART-GRIP 溝タイプ」を出していていて、それを真似した印象が強い。

本来なら、ユーザーが求めているならサードパーティーに先んじて作らなければいけないだろう。

「ジェットストリーム 4&1 Metal Edition」については、従来の「「ジェットストリーム 4&1」を倍の2,000円商品とするのになにか足りなさを感じてしまった。なにか意外性のある一捻りが欲しかった。

確かに、三菱鉛筆のこれまでのデザインのラインからみると違ってきているけれど、まだコストに縛られて身動きできないということかな。品質とクォリティーは違うことが分かっていない。

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2020年10月15日 (木)

国産のガス加圧式油性ボールペンについての覚書

ガス加圧式油性ボールペンは、アメリカのフィッシャー(Fisher Space Pen CompanyがNASAに向けて作ったガス加圧式油性ボールペン「スペースペン」が最初に作られたものだろう。

ガス加圧式油性ボールペンは、需要の多い宇宙での利用をではなく、当時XYプロッターのペンとしての需要があったので作られたのではないだろうか。

きたきつねの45年くらい昔にいた職場にフィシャーのスペースペンのリフィルを使ったペンプロッターがあって、図を描くだけでなく、文字も書くのを驚いて見ていたことがある。

その時に、プロッターの変化する動きに合わせて一定の太さ、濃度の線を描くためには普通のボールペンでは不可能で加圧が必要なのはよく分かった。

日本では、三菱鉛筆がプロッター用のペンとして国産化に取り組んでいて、実用化に成功していた。

そのガス加圧式油性ボールペン技術を使って筆記具へ展開を図ったのだろうと思っている。

プロッター用のペンは一般的な筆記具とは違った特殊な形状なので、筆記具にするには無理があったのだろう。

また、金属軸をつかったリフィルではコストも高く、普及を図るためにより安い軸の開発に取り組んだと思われる。

三菱鉛筆から1971年にプラスチック軸のボールペンの最大の欠点であるペン先にインクが溜まるボテがでないという謳い文句でガス加圧式油性ボールペンの「エアーペン ノンボテ」を発売している。

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2020年10月 9日 (金)

漫勉neo:岩本ナナ

Manben_neo

10月8日の浦沢直樹の漫勉neoの2回目は少女漫画の岩本ナナさん。岩本ナナさんの作品はこれまで見たことはない。

漫画家の制作現場を見ることは不可能に近いから今回も非常に面白かった。漫画家の個性がアイデアだけでなく技術もあると思う。

岩本さんは下書きを水色のカラー芯のシャープペンシルで書いているのに浦沢さんが驚いていた。最近はパイロットの消せるボールペンの「フリクション」を使っている漫画家もいるらしい。

画面から岩本さんの使っている文房具を分かる範囲で拾い出してみた。

下書き カラー芯用シャープペンシル0.5mm 不明カ
    カラー芯 ユニ ナノダイヤ カラー芯 0.5mm ミントブルー
    黒芯用シャープペンシル ゼブラ タプリクリップ
    黒芯 不明  0.5mm 2B(?)
描線 丸ペン タチカワ 99丸ペン
   丸ペン軸 日光 丸ペン軸
   筆ペン ぺんてる筆 顔料インキ 極細
インク パイロット インキ製図用
消しゴム プラスチック メーカー不明
     練り消し メーカー不明
修正液 LION ミスノン 油性インク用
絵具 ホルバイン 透明水彩絵具
マスキングテープ メーカー不明

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日経WOMANの付録のオリジナル万年筆

Nikei_woman_fp_2020_1

日経WOMAN11月号にリサ・ラーソンとコラボしたオリジナルの万年筆とおそろいの柄のノートが付録になっていた。

これまで日経WOMANでは2016年11月号にオリジナル万年筆、2017年11月号にAfternoon Teaとコラボの万年筆、2019年11月号にムーミンとコラボの万年筆が付録になっていている。

今回コラボしているリサ・ラーソン(LISA LARSON)はスウェーデンの陶芸家で、コケティッシュな動物や、素朴で温かみのある表情豊かなフィギュアなどのデザインをしている。

軸はステンレス首で軸ABS樹脂でペン先はスチールで細字だ。ペンポイントにインジウムが使われているようだ。

カートリッジは、ヨーロッパ標準規格なので、ダイソーでも入手できる。お勧めはOHTOのカートリッジで、ブルーブラックしか無いけれど6本入り220円だ。

生産は中国の同じメーカーでこれまでの付録の万年筆の中で一番品質がいい感じがする。

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2020年10月 8日 (木)

ZEBRA:ウェットニー

Zebra_wetnie_1

ゼブラの新製品の加圧式油性ボールペン「ウェットニー(WETNIE)」を近くのホームセンターで買ってきた。

濡れた紙にも書けるというので、Wetにかけてウェットニーという商品名にしたのだろう。

加圧の方式は、トンボ鉛筆の「エアープレス」やパイロットの「ダウンフォース」と同じ方式で通常の油性ボールペンのリフィル(替え芯)の後ろからノックすることで圧力をかける方式で、三菱鉛筆の「パワータンク」やフィッシャーの「スペースペン」のようにリフィルに気体を封入して圧力をかけたものではない。

「ウェットニー」の特徴は、ペン本体にミルスペックのステンレスボディーを採用しているので頑丈でハードな使用に耐えるということだ。

ミルスペックというのはアメリカ合衆国の軍用品の調達規格のことで正式にはUnited States Military Standardといわれて、軍が使う日用品から電子部品、兵器の部品など多様な規格といえる。砂漠、熱帯、極地などでの使用を前提として厳しい規格になっている。

ミルスペックはあくまでも本体の強度に関するものだけれど、ゼブラは加圧式油性ボールペンの使用場面を想定してなかなか良いコピーを考えたものだ。

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2020年10月 6日 (火)

雑誌の付録に付いた万年筆のまとめ

きたきつねはB級万年筆を集めていて、その中に雑誌の付録になっていた万年筆がある。それほど数はないかと思っていたけれど、整理すると25本もあった。

一時期集中的に万年筆が付録になっていたことが分かる。

ラピタ6月号(2006年5月 9日)
ラピタの付録(2007年12月11日)
ラピタのホワイト万年筆(2008年9月 9日)
隔週刊の「万年筆コレクション」(2009年6月17日)
日経ビジネスアソシエの付録(2011年10月20日)
サライオリジナル萬年筆「SERAI」(2012年4月12日)
DIME5月号の付録の万年筆(2013年3月25日)
MonoMaxの付録のアニエスベーボヤージュ万年筆(2013年9月15日)
サライの特製万年筆(2014年10月11日)
DIME✕BEAMSコラボ万年筆(2015年5月19日)
アニスベーボヤージュのプレミアム万年筆(2015年9月11日)
日経ビジネス「アソシエ」の付録の万年筆(2015年10月16日)
日経トレンディーの付録の万年筆(2015年12月10日)
日経トレンディーの付録の万年筆(2017年1月 8日 )
DIMEの特別付録の万年筆(2017年5月16日)
ゲットナビの付録の万年筆(2017年9月25日)
日経ウーマンの付録のオリジナル万年筆(2017年10月14日)
日経トレンディ2018年1月号の付録の特製万年筆(2017年12月 5日)
サライ2018年1月号の付録の太軸万年筆(2017年12月 9日)
MonoMax創刊10周年記念号特別付録のCOACH万年筆&ボールペン(2017年12月10日)
サライ2018年10月号の付録の若冲レッドの太軸万年筆(2018年9月10日)
MonoMaster創刊【特別付録】アクアスキュータム高級万年筆&ノート(2018年9月25日 (火))
DIME2019年1月号の【特別付録】DIME×ゴルゴ13万年筆(2018年11月17日)
プラチナ万年筆 100th ANNIVERSARY BOOK (ブランドブック)(2019年12月19日)
サライ:雪舟ブラックの太軸万年筆(2020年2月12日)

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2020年10月 5日 (月)

浦沢直樹の漫勉neo:ちばてつや

Manben_neo

「浦沢直樹の漫勉」は2014年から漫画家たちの創作の秘密に迫る異色のドキュメンタリーで18人の漫画家の制作の秘密に迫った。

今月から始まった続編の「浦沢直樹の漫勉neo」の第1回として漫画界のレジェンドの一人ちばてつや先生だった。

ちばさんへの浦沢さんのリスペクトは素晴らしい。

子供の時からちば先生の作品を模写していて、おれは鉄兵の原稿を持ってきていて、ちば先生の生原稿と比較していたが、栴檀は双葉より芳しだ。

現在ビックコミックに連載中の「ひねもすのたり日記」の制作過程を見ることができた。

気になるのは使っている文房具で、画像の中から判別できるものをピックアップしてみた。

下書き  ステッドラー マルス テクニコ 芯ホルダー780C 使い込んでいる
付けペン カブラペン、Gペン、丸ペン
インク  不明 墨汁かもしれない
鉛筆   トンボ鉛筆 木物語
マーカー マジックインキ No.500 黒
     マッキー ケア極細 黒
     ミリペン ラッション ドローイングペン
色鉛筆  三菱鉛筆 ユニカラー
消しゴム シースがないので不明
紙    不明
その他  右手の下にクッキングペーパーを挟んで原稿が汚れないようにしている。

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2020年10月 3日 (土)

三菱鉛筆のパワータンクについてのまとめ

きたきつねは三菱鉛筆の加圧式油性ボールペンの「パワータンク(POWER TANK)」の愛用者で常時使い続けているが、どうしようもないデザインのため工夫しながら使っている。

パワータンクのリフィルは特殊な形状なので、他社の軸に入れることは不可能なのでカスタマイズするのは難しいのが残念なところだ。

これまで「パワータンク」について書いた記事をまとめてみた。

POWER TANK(2006年4月23日)
三菱鉛筆「パワータンク スマート 0.7mm 細軸」(2013年8月 9日)
Power Tankをアウトドア用にリールを付ける(2014年5月 6日)
Power Tankにマグネットを付ける(2014年5月25日)
uni PowerTank smartにストラップを付ける(2015年11月13日)
uni PowerTankの替芯をPARKER互換リフィルに改造する(2015年11月22日)
BONDICで加圧油性ボールペンパワータンクにストラップ穴を付ける(2016年3月 6日)
uni POWER TANK Smartにストラップを付ける(2016年6月 9日)
ユニ パワータンク スマートが壊れた(2017年5月22日)
雑多箱の中から uni Power Tank(2019年3月12日)
野外活動用のパワータンク(2019年10月28日)

 

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2020年10月 2日 (金)

文具知識能力検定問題集IX

Bunken8 文具知識能力検定問題集は、東京ビックサイトで夏に開催されるISOTの会場で新版が頒布されるのだけれど、今年は新型コロナ感染症対応でISOTが中止になってしまったので、今回は通販で入手することになってしまった。大阪で開催されたISOT会場では売っていたようだ。

文具知識能力検定問題集は、文具屋さんドットコムなど文具の業界紙のグループが主催している文具知識能力検定に対応した問題集で、文具業界の関係者や文房具ファンなどの文房具の基礎、歴史、新製品などについての知識を確認・理解するための資料だ。

最新の問題集IXは、文房具の基礎知識から新製品までを網羅した5ジャンル130問の問題が掲載されていた。解答は一部記入問題があるけれど大部分が四者択一になっている。

早速解いてみたけれど、難しい問題もあるし、知らない新製品もあって、意外と苦戦した。最近、見本市が中止になり、文具店を回ることを自粛しているので、特に新製品の情報がわからないのが響いたようだ。

正解と解説は、いつも内容をメーカーに確認しているので正確な内容になっているので、解説を読むだけでも勉強になる。

最後にテプラやジャポニカ学習帳などロングセラー商品に関するコラムも掲載されていた。きたきつねには既知のものばかりだけれど、内容がよく整理されていて参考になるだろう。

きたきつねは全巻持っているけれど、1集から5集までは絶版になっていて、5集から今回の9集までは、通販で購入できる

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