« 雑誌の付録に付いた万年筆のまとめ | トップページ | 日経WOMANの付録のオリジナル万年筆 »

2020年10月 8日 (木)

ZEBRA:ウェットニー

Zebra_wetnie_1

ゼブラの新製品の加圧式油性ボールペン「ウェットニー(WETNIE)」を近くのホームセンターで買ってきた。

濡れた紙にも書けるというので、Wetにかけてウェットニーという商品名にしたのだろう。

加圧の方式は、トンボ鉛筆の「エアープレス」やパイロットの「ダウンフォース」と同じ方式で通常の油性ボールペンのリフィル(替え芯)の後ろからノックすることで圧力をかける方式で、三菱鉛筆の「パワータンク」やフィッシャーの「スペースペン」のようにリフィルに気体を封入して圧力をかけたものではない。

「ウェットニー」の特徴は、ペン本体にミルスペックのステンレスボディーを採用しているので頑丈でハードな使用に耐えるということだ。

ミルスペックというのはアメリカ合衆国の軍用品の調達規格のことで正式にはUnited States Military Standardといわれて、軍が使う日用品から電子部品、兵器の部品など多様な規格といえる。砂漠、熱帯、極地などでの使用を前提として厳しい規格になっている。

ミルスペックはあくまでも本体の強度に関するものだけれど、ゼブラは加圧式油性ボールペンの使用場面を想定してなかなか良いコピーを考えたものだ。

Zebra_wetnie_2

本体を分解してみると本体は5個のパーツとリフィル(K-07芯)でできている。加圧するためリフィルを金属ボディーに差し込んで固定するようになっている。先端部分は金属製で、先端にバランスがくるようになている。

Zebra_wetnie_3

ステンレスパイプの厚さは0.3mmで太さは外径11.5mmとなっている。全体の重量は16.8グラムと普通のボールペンが10グラム前後なので少し重い。

Zebra_wetnie_4
Zebra_wetnie_5

試し書きをしてみるとインクのボテが気になるレベルだった。普通の油性ボールペンのリフィルなので加圧するとインクが出すぎるためではないだろうか。

Zebra_wetnie_6

パッケージに書いてあるけれど、ノックしたまま放置するとチップの先端からインクが滲み出すので、ポケットなどに指すときには注意が必要だろう。

|

« 雑誌の付録に付いた万年筆のまとめ | トップページ | 日経WOMANの付録のオリジナル万年筆 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 雑誌の付録に付いた万年筆のまとめ | トップページ | 日経WOMANの付録のオリジナル万年筆 »