漫勉neo:岩本ナナ
10月8日の浦沢直樹の漫勉neoの2回目は少女漫画の岩本ナナさん。岩本ナナさんの作品はこれまで見たことはない。
漫画家の制作現場を見ることは不可能に近いから今回も非常に面白かった。漫画家の個性がアイデアだけでなく技術もあると思う。
岩本さんは下書きを水色のカラー芯のシャープペンシルで書いているのに浦沢さんが驚いていた。最近はパイロットの消せるボールペンの「フリクション」を使っている漫画家もいるらしい。
画面から岩本さんの使っている文房具を分かる範囲で拾い出してみた。
下書き カラー芯用シャープペンシル0.5mm 不明カ
カラー芯 ユニ ナノダイヤ カラー芯 0.5mm ミントブルー
黒芯用シャープペンシル ゼブラ タプリクリップ
黒芯 不明 0.5mm 2B(?)
描線 丸ペン タチカワ 99丸ペン
丸ペン軸 日光 丸ペン軸
筆ペン ぺんてる筆 顔料インキ 極細
インク パイロット インキ製図用
消しゴム プラスチック メーカー不明
練り消し メーカー不明
修正液 LION ミスノン 油性インク用
絵具 ホルバイン 透明水彩絵具
マスキングテープ メーカー不明
定規は特徴のあるもので、使ったことがあるのだけれど、相当古いものでメーカーは分からなかった。
色心用のシャープペンシルは、全体が透明で少し太いものだけれど、メーカーは分からなかった。クリップが邪魔なのか折り曲げて使っているのが面白かった。普通は切り離してしまうと思うけれど不明。
黒芯用のシャープはクリップが取れてしまったゼブラのタプリクリップのようだ。
浦沢先生が画鋲を使った集中線の書き方を実演していた。画鋲を針を上にしてマスキングテープで集中線の中心に固定して、針に定規を当てて線を引くという方法で、透視図に使えそうな手法だ。
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