google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 トンボ鉛筆:モノグラフライト: きたきつねの文房具日記

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2021年3月13日 (土)

トンボ鉛筆:モノグラフライト

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トンボ鉛筆から超低粘度油性ボールペン「モノグラフライト(MONO graph Light)」(198円)が発売された。ボール径は0.38 mmと0.5 mmの2種類。

トンボ鉛筆には油性ボールペンの種類は少なく低粘度インクは無かったようだけれど、モノグラフライトは初めての低粘度インク、それも超低粘度インクを出してきた。

実際に書いてみると確かに非常に滑らかで、体感では三菱鉛筆のジェットストリームよりも摩擦抵抗が小さく感じた。既存の低粘度の油性ボールペンというよりも、ゲルインクボールペンに近い滑らかさのようだ。

トンボ鉛筆としては、これまでに無いデザインも取り入れて他社との差別化を図りたいということで、5色の軸色の中にシャープペンシルのモノグラフシリーズに合わせた青白黒のストライプのものを加えている、

全体の重量は9.3 gとジェットストリースタンダードの10.3 g、ブレンの12.6 gと比較して軽めになっている。

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ボールペンのチップはニードルチップをトンボ鉛筆としては初めて採用している。

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モノグラフライトのニードルチップは、オートやぺんてるのニードルチップ(3 mm)よりも1mm程度長めになっている。本体の先端からの長さも5 mm以上あり、ペン先が見やすくなっている。

プレスリリースによるとペンチップの内部に使われているボールを押さえるスプリングを無くした特殊な構造を採用しているようだ。そうすることでボールの摩擦抵抗を減らし、ボールへのインクの供給を減らすことで、筆記の滑らかさとインクが出すぎるボテの軽減をしているということだ。

実際に使ってみるとインクのボテはほとんど見られない。油性インクのボールペンの欠点であるボテが少ないことは評価できる。

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グリップは新しい形状のものを採用している。グリップ部分の一番太い部分の太さは10.2 mmとジェットストリームの11 mm、ブレンの11.5 mmよりも細目になっている。

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クリップは一般的な軸と一体型の単純な形状となっている。

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ペン内部のリフィル(替芯)を見ると、形状が油性ボールペンにもかかわらずJIS S 6039ではなくゲルボールペンの規格であるJIS S 6061-Kを採用していているところだ。

ゼブラ、三菱鉛筆、ぺんてるのゲルボールペンのリフィルと同じ形状ということになる。リフィルの価格は110円と油性ボールペンとしては高めの設定になっている。

ただし、リフィルの軸の内径は2.3 mmと一般的な油性ボールペンとほぼ同じになっているので、インクの量が多いわけではない。

トンボ鉛筆はゲルボールペンを製造していないのだけれど、モノグラフライトにゲルボールペンと同じリフィルの規格を採用したのは何か新たな戦略があるのだろうか。

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