google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 三菱鉛筆:uni α-gel SWITCH: きたきつねの文房具日記

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2021年4月 8日 (木)

三菱鉛筆:uni α-gel SWITCH

Uni_agel_switch_1

三菱鉛筆から2月に弾力性のあるグリップが特徴のアルファゲルに、芯が回って片減りしないクルトガと芯の回転を止めることができる二つのモードを搭載した「アルファゲル スイッチ(uni α-gel SWITCH)」が限定発売された。

ユニ アルファゲルは、2003年に発売された直後に買って、グリップが直ぐに変形して使えなくなってから二度と買っていない。

当時、アルファゲルの酷さに怒って、業界紙の「文具と事務機」を発行しているニチマのメールニュース「文マガ」に書いていたコラムに「文房具『一期一会 の法則 」という文章を書いている。

アルファゲルは、1991年にパイロットから発売された「ドクターグリップ(Dr.Grip)」が人気でよく売れていて、各社類似商品をだしていた。その中で後発だったけれど三菱鉛筆は、グリップに特徴を持たせた「アルファゲル」を出してきた。

「アルファゲル」は、ジェルテック社(現タイカ社)の衝撃吸収素材「αGEL」を使用した、グニュッとしたグリップだった。これが、外装のシースに問題があったのか変形して戻らなくなったり、穴が開いたり破れたりしたので評判が悪かった。

その後改良されたようだったけれど、二度と「アルファゲル」がきてきつねの机の上に登場することがなかった。

先日、久しぶりに隣の市の文具店に寄った時に、見つけて3割引だったので、つい買ってしまったので、18年振りにきたきつねの机の上に登場したことになる。

三菱鉛筆のクルトガエンジンは、シャープペンシルの歴史の中で特出すべき技術で、ノック式、プラスチック芯と並ぶ大きな業績だと思っているので、特に述べることはなにもない。

Uni_agel_switch_2

クルトガと芯の回転を止めることができる二つのモードの切り替えはクリップの部分を回転することで行うようになっている。HOLDの矢印方向に回すと回転が止まり、通常のシャープペンシルになる。

クルトガのモードだけで良いような気がするが、クルトガエンジンを動かす時の上下の動きが邪魔になるような書き方をすることがあるらしい。それにしても繊細なひとがいるようだ。

Uni_agel_switch_3

三菱鉛筆はどうしてもクルトガエンジンの回るところを見せたいようで、小さな穴から見えるようしている。いちいち回転しているかどうかを見る人がいるのだろうか。

どうしても回転を見せたいのであれば白とオレンジではなくもっと違う絵を見せればいいのにと思ってしまう。

最後に商品名のアルファゲルのグリップについて書いて置かなければならない。18年ぶりに「αGEL」を使っているというグリップを使ってみたけれど、この程度の柔らかさのグリップなら普通のシリコン樹脂で実現できるのではないだろうか。

商品名にアルファゲルを使っているからどうしても「αGEL」を使わなければいけないとしたら本末転倒だろう。新しいブランドを立ち上げたほうがいいだろう。

「ユニ ライメックス」も素材のLIMEXに引っ張られて将来困ることがあるかもしれない。

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