ボールサインiD専用ステンレス製の先栓
サクラクレパスのボールサインiD(Ballsign ID)はクリップをステンレスにして、口金をプラスチックにしたため、バランスが後ろになってしまい使うづらいことを以前指摘した。
やはり同じことを感じる人がいたようで、浜松のデザインスタジオ「UO」がボールサインiD専用のステンレス製の口金「ステンレス製の先栓」を作って6月上旬に限定発売するということだ。
UOは、この口金を発売するに当たりサクラクレパスから公認を受けたらしい。
この「ステンレス製の先栓」(550円)をボールサインiDに取り付けることで重量が約4g、重心位置が約20㎜先端方向に移動するということだ。
やはりペンはトップヘビーで低重心な方が安定していて書きやすい。
サクラクレパスはボールサインiDを企画した段階で、口金を金属にすることは検討しなかったのだろうか。
生産本数を想定すると口金の単価は相当低く抑えられたと思うし、商品としての仕上がりが一段上がると考えなかったのだろうか。
ステンレスよりも真鍮のクロムメッキの方が良かったのではないだろうか。真鍮のほうが比重が大きいのでよりバランスがよくなるだろう。ステンレスよりも真鍮の方が加工しやすいし、コストは安いような気がする。
ボールサインiDはドイツのレッドドット・デザイン賞を受賞したが、大体グッドデザイン賞などのデザイン賞は外観だけで審査するので、使い勝手を審査していないので、筆記のバランスが悪いことなどは評価されていないのだろう。
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