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2021年7月20日 (火)

筆立ての中の注射器たち(2)

Syringe_var_5

筆立ての中の注射器たち(1)で紹介した中で3、4、5の3種類の注射器について説明したい。

それぞれの注射器に内径の違うチューブを付けてある。

チューブは、3には、内径6mmの塩ビ、4には内径3mmのシリコン、5には内径2mmのシリコンを付けてある。

3は4のチューブの上から6mmのチューブを重ねて付けている。なぜかというと、注射器の先は細いので6mmのチューブを付けることができないからだ。

さて、3、4、5の注射器を何に使うかということだ。

これらのチューブを付けた注射器は、チューブの先にボールペンのリフィルを差し込んでつかうのだ。

Syringe_var_6

3にはゲルボールペン、4にはジェットストリームやスラリなどの新油性インクのボールペン、5には普通の油性ボールペンのリフィルを差し込むことができるようになっている。

この注射器を使うと、加圧式ボールペンができるので、ペンチップの先から空気が入ったり、ボールの回りにゴミが挟まったり、インクがチップの中でで固くなってしまったりして書けなくなったリフィルを再生できることがある。

使い方は簡単で、注射器のポンプを引き上げて筒の中に空気を吸い込んでからチューブに適応する書けなくなったリフィルを差し込む。

注射器のポンプを押して圧力をかけ、紙にペンチップの先を押し付けるとインクが出やすくなるので、その状態で紙にグルグルと試し書きをすると空気が入った程度のゲルインクや新油性インクの場合には比較的簡単にインクが出るようになる。

普通の油性インクが劣化した場合には回復するのが難しいことがあるので、その場合には捨てるしか無いだろう。

特に中国製のボールペンの場合にはほとんど復活するのは無理のようだ。国産ボールペンの場合、あまり古いもの以外は復活する可能性がある。

ちなみに、油性ボールペンの旧JISではインクは3年の消費期限があったけれど、最近のインクは品質がよく5年以上でも使えるものも多いので、リフィルに製造刻印されている年月を確認してみるといいだろう。

リフィルを復活する状態の写真をと思ったけれど、きたきつねの筆立てにあるボールペンは常に書けるようにしているので、見せることができないのが残念だ。

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