BIC:パーマネントマーカー ECO 2300
BICボールペンで有名なフランスの文房具と雑貨のメーカーから新製品の油性マーカー「パーマネントマーカー ECO 2300」が8月に発売された。
「パーマネントマーカーECO 2300」は筆記距離が1㎞という特徴のある油性マーカーということだ。
販売に関して面白いのは100円ショップのダイソーで販売することだ。定価110円のものを110円で売るのだから、特に問題はない。
一般的なメーカーだと大量に売れている既存の商品を値引きして110円で売る形で100円ショップに出荷するのが普通だけれど、BICは新製品を最初から100円ショップに出すことにしたのには戦略があるのだろう。
日本国内市場であまり知られていない製品を通常ルートで各メーカーで売り場の固定された文具店のチャンネルに流すより、店舗数も売る力もある100円ショップに流したほうが確実に販売実績が上がるという目論見なのだろう。
コンビニという方向も考えられるが、仕入れ値を買い叩かれるだけでなく物流も面倒なようだし、100円ショップそれもダイソーは仕入れ、物流のシステムからもコンビニよりも面倒がないことを知ってのことだろう。
BICについては、「ビックオレンジ」として日本市場で親しまれているボールペンを廃番にするということでSNSなどでにぎやかになっている。
1961年に発売されたロングセラー油性ボールペン「ビックオレンジ」はすでに廃番になっていて、こんど廃番になるのは「ビックオレンジEG」というインクが従来のものと違いイージーグライドインキという低粘度インクになったものだということを知らない人が多いようだ。
ノスタルジーで買い漁っている向きもあるようだけれど、思い出の「ビックオレンジ」はすでになかったということだ。
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