2021年10月30日 (土)
2021年10月28日 (木)
文具知識能力検定問題集X
現在全国模擬試験開催中の文房具知識能力検定(通称「文具検定」)のための問題集「文具知識能力検定問題集」があるが、今年も「文具知識能力検定問題集X」が発行された。
毎年開催されてきた国際文具・紙製品展(ISOT)の会場で売られていたけれど、今年も中止なので取り寄せになってしまった。
最新の問題集Xは、最近のテレワーク、GIGAスクール、アウトドア、SDGsといいったタイムリーな話題に関連する文房具についても扱われている。
昨年発売の問題集IXは5ジャンル130問の問題だったけれど、問題集Xでは9ジャンル221問の問題が出題されている。
問題は、おうちで楽しむ文具、テレワークに便利な文具、GIGAスクールをサポートする文具、アウトドアシーンで活用できる文具、文具メーカーの感染対策商品、SDGsな文具、昭和生まれの文具、文房具をもっと広く、深く、知ろう、文具業界のことをもっと知ろうの9ジャンルで構成されている。
正解と解説は、非常に正確で、解説を読むだけでも勉強になる。
文房具ファンにとっては、知識を増やしたり、記憶の確認に役立つだろう。
文具店などではパートさんやアルバイトのトレーニング教材としても有効だと思う。
Youtubeの「有隣堂しか知らない世界 」で一躍スターになった、文具王になりそこねた有隣堂の文房具バイヤーの岡崎さんにこの問題集全巻を是非読んでいただきたいものだ。
2021年10月27日 (水)
漫勉:さいとう・たかを
2021年9月24日に亡くなったゴルゴ13の生みの親の漫画家さいとう・たかをさんが亡くなった。
ゴルゴ13を連載しているビックコミック10月25日発売の21号はさいとう・たかをさんの追悼企画で、表紙、代表する傑作のひとつと謳われる「海へ向かうエバ」を再録、仲間との記念写真などが掲載されている。
NHKでも浦沢直樹の漫勉2015年9月25日放送の第4回目を再放送していた。
さいとう・たかをさんは劇画を作り出し、それを脚本、背景や道具類などの作画といった専門家集団による分業システムを取り入れたパイオニアだ。
主人公と「ふきだしの方向」と「音」(擬音)はさいとうさんが直接描いている。
下絵を書かずに鉛筆シャープペンシルであたりを描いて直ぐに、眉毛を細書きの油性マーカーで書き始め、極細油性マーカーとミリペンで仕上げていく。
指紋がなくなってしまたので、滑り止め付きの白手袋を使っていた。修正液はタバコの火で乾かすという。
昔はGペンを使っていたということだ。
2021年10月25日 (月)
ぺんてる:エナージェル ブラックカラーズコレクション
ぺんてるから10月中旬にゲルインクボールペンのエナージェル・シリーズに限定版の「エナージェル ブラックカラーズコレクション」を発売された。
サクラクレパスのボールサインiDシリーズと同じようなカラーバリエーションの黒インクを採用したゲルインクボールペンだ。
ブラック、クリムソンブラック、オリーブブラック、チャコールブラック、インディゴブラック、ボルドーブラックの6色が用意されている。
価格は1本330円で替芯は1本88円になる。
従来のエナージェルは110円と220円だけれど、ブラックカラーズコレクションは1.5倍の定価となっているので、何が変わったかとまず重量を測ってみたところ、12.7gで、エナージェル インフリーやエナージェル クレナと重さは変わらなかった。
とうことは、替芯の価格も同じなので、エナージェル インフリーの軸とクリップの色を黒に変えただけで定価がを1.5倍にしたということになる。
定価を高くしたというのは、三菱鉛筆のuni-ball one Fやサプラクレパスのボールサイン iD plusのように本体のバランスやグリップ感を向上させたのかと期待したけれど、裏切られた感じがする。
2021年10月24日 (日)
サクラクレパス:Ballsign iD plus(ボールサイン iD プラス)
サクラクレパスから2020年12月に発売された黒系のゲルインクボールペン「Ballsign iD」に新たに先栓を削り出しの金属にして、軸を滑りにくいマット素材にした「Ballsign iD plus」(385円)が10月に発売された。
浜松のUOデザイン事務所がボールサインiD専用ステンレス製の先栓を使った時に、Ballsign iDに「口金をクロムメッキの真鍮などにしても、量産すれば原価を考えると十分できると思うけれど、サクラクレパスの考え方一つだろう 」と書いたけれど、それが早くも実現した。
早速買ってきた。値段が220円から385円と1.75倍になったので、どのような部分が変わったのか見てみた。
全体の重量が「Ballsign iD」が10.2gだったものが、「Ballsign iD plus」では13.7gと3.5gほど重くなっている。
先栓と替芯、スプリングを外した軸の重さは、iDが7.3gとiD plusが7.4gでほとんど差がないので、先栓が金属製で重くなったということになる。
ペン先を出した状態で重心を調べてみると、iDが先端から82mm、iD plusでは67mmと重心が15mm前に移動している。
iDでは、クリップが金属製で重心が後ろになってしまっていたが、iD plusでは重心が前に移ってバランスが良くなった。
デザイン事務所がオリジナルのステンレスの先栓を販売していてその先栓を付けた状態では、総重量が14.6g、重心が62mmだったのと比べると、重心は後ろになるけれど、バランスは随分改善されたと思う。
2021年10月22日 (金)
2021年10月20日 (水)
ダイソー:グリッドノート
所要ででかけた帰り道にダイソーがあったのでいつものように文房具売場をのぞいてみた。
ノートのところにコクヨの測量野帳と同じサイズの「グリッドノート」があった。
測量野帳とか野帳と表示できないのは、登録商標が絡んでいるのだろうか。
そういえば、無印良品の野帳も「手のひらサイズポケットノート」という商品名になっていた。
「グリッドノート」は、日本製で表紙のサイズは幅94mmX高さ166mm、中紙は幅91mmX高さ160mm、中紙は3mm方眼で32枚になっている。
コクヨの測量野帳は中紙が40枚なので20%少なくなっている。
表紙は測量野帳は紙クロスだけれどグリッドノートは艶のある紙が使われていて、何度も開閉すると切れる可能性があるかもしれない。
製本は測量野帳と同じ糸かがりで見た目には同じ印象だ。
2021年10月18日 (月)
ダイソー:カラー水性マーカー
ダイソーのパイロットの筆記具のディスプレーの下に、新製品のカラー水性マーカーがあった。
カラー水性マーカーは、太(1.0mm)、細(0.5mm)ツインマーカーで、1パック5色セットになっている。4種類あるので全部で20色。
軸色を白にしたところは、三菱鉛筆のカラーサインペンの「エモット」を意識した感じなのでは?
https://www.mpuni.co.jp/products/felt_tip_pens/water_based/emott/emott.html
全部買っても絵心のないきたきつねには使い切れないので、よく使うブラウン系の「モダン」のセットを買ってきた。
色の組み合わせは以下の通り。
パステル103
パステルピンク、パステルオレンジ、パステルグリーン、カステルブルー、パステルパープル
104 ビビッド
ビビッドピンク、ビビッドイエロー、ビビッドグリーン、ビビッドブルー、ブラック
105 コージー
コージーピンク、コージーサーモン、コージーグレーグリーン、コージーブルー、コージーブラウン
106 モダン
ブラウン、ディープブラウン、カーキ、クールグレー、ブラック
この他、白軸の0.3mmと0.5mmの極細サインペンも新発売のようだ。
2021年10月17日 (日)
ダイソーにパイロット製品が登場
以前にも書いたけれど、パイロットは100円ショップには絶対出荷しないということだったけれど、今日近所のダイソーでパイロットの筆記具が並んでいたのでびっくりした。
パイロットも100円ショップの販売力の前に屈服したということだろうか。
販売されている商品は次の14種のようだ。
カラーペン
フリクションカラーズ
フリクションファインライナー
ラインマーカー
フリクションライト
油性ボールペン
スーパーグリップG 0.5 0.7
レックスグリップ 0.5 1.0 1.2
水性ボールペン
マルチボール
油性マーカー
パーマネントマーカー100
ゲルインキボールペン
ジュース 0.38 0.5
布書き油性ゲルインキペン
布書きペン
ホワイトボードマーカー
ホワイトボードマーカー
ボードマスター
2021年10月14日 (木)
ダイソー:コンパクト・ルーズリーフ
出先あったちょっと大きなダイソーの文房具コーナーを見てみると新たに「コンパクト・ルーズリーフ」が並んでいた。
サイズは3×5カードに似た縦87×横128mmで、短辺にルーズリーフと同じピッチの穴が9穴あいていて、50枚入りになっている。
種類はA罫ノート、B罫ノート、フリーダイアリー、チェックリスト、4分割ノート、3分割ノート、ドット方眼罫、画用紙、カラーペーパーカラフル、クラフトの10種類がある。
専用のバインダーは無いようで、通常のルーズリーフ用のバインダーに付け足しやメモとして組み合わせて使えるという説明があった。
「コンパクト・ルーズリーフ」は、マルマンが2019年に発売して人気商品となっている「ルーズリーフMINI」と同じ規格の商品で、後追い商品となっている。
ルーズリーフMINIは、パッケージのリーフの枚数を少なくした商品をセリアで販売していて、それにも対抗したものだろう。
またルーズリーフMINIには専用バインダーがあるけれど、ダイソーもリーフの売れ行き次第ではバインダーを出してくる可能性がある。
ルーズリーフのサイズを変えただけなので、知財を押さえられなかったので後追い商品は避けられないだろう。
2021年10月13日 (水)
三菱鉛筆:uni-ball one F
三菱鉛筆から2020年2月に新発売された鮮やかに発色するゲルインクと、金奥クリップのボールペン「ユニボール ワン(uni-ball one)」は、従来の三菱鉛筆らしくないデザインで人気になってきた。
その後、限定の季節カラーやゴールド色のクリップなど商品を展開している。
普及版のユニボール ワンをグレードアップした「uni-ball one(ユニボール ワン)F」を9月下旬に発売されて、今回消炭色の軸色のものを買ってきた。
ユニボール ワン Fは、軸の色を従来から多いビビッド色を離れて落ち着いた色を選択しているのが新しい。
また、ペン先の金属部品を使って、リフィルとのクリアランスを少なくすることと、重心をペン先の方に持ってくることによる低重心化(トップヘビー)にするなどの改良を加えている。
2021年10月12日 (火)
10月の買い物
2ヶ月振りに隣の市にある文房具店に行ってきた。
前回買い忘れたものや、新製品など幾つか買ってきた。
今回購入したのは、次の6点。
1穴パンチ カール SD-15-7 穴径7mm
ゲルボールペン uni-ball one F 三菱鉛筆 UMN-SF-38
ゲルボールペン SARASA CLIP 0.5 白 ゼブラ JJI5-MKW
鉛筆削り BABY-K クツワ RS031BK-120
シャープ芯 uni 0.5mm 三菱鉛筆 UL-S-0.5-40 2B
油性ボールペン替芯 青 トンボ鉛筆 BR-KNU15
手元に直径7mmのパンチがあると思っていたけれど、無かったので買い足した。
uni-ball one Fはuni-ball oneの上位バージョンの新製品。
SARASA CLIP 0.5 白は黒い表紙のノートの記入用に。
鉛筆削りBABY-Kは、クツワの鉛筆削りの中で最小の商品ということで。
シャープ芯 uni 0.5mmは、従来のシャープ芯に比べて芯の粉が微細で紙に密着するのでこすれに強いという新製品で、最近は0,5mm以下のシャープペンシルをあまり使わないけれど、一度使ってみなければということで。
油性ボールペン替芯は青がなかったので。
2021年10月 9日 (土)
パイロット:色の変わるボールペン「イリュージョン」
先日、世界一ボール径の小さい三菱鉛筆の「シグノ ビット0.18(Signo bit 0.18)」を探した時にパイロットの色の変わるボールペン「イリュージョン(ILLUSION)」が見つかった。
イリュージョンは、2002年に発売されたメタモカラーインクを使った最初の商品で、ヒット商品の色の消えるボールペン「フリクション」の前の商品になる。
イリュージョンに使われたメタモカラーインクは、黒で書いたインクが摩擦によって40度以上になると青や赤に変わるもので、4度以下で黒に戻るもので、東京の冬の気温でも元に戻ってしまうものだった。
現在のフリクションのメタモカラーインクが60度以上で透明に変化して、-20度以下で元の色に戻るというものに比べると未熟な状態だった。
黒から赤や青に色が変わるというのはそれほど魅力的はなかったのと、色が比較的簡単に戻ってしまうということで売れずに廃番になってしまった。
2021年10月 6日 (水)
2021年10月 4日 (月)
盛大に空気が入ったリフィルを書けるようにする
シグノ ビット0.18の比較写真を撮る時に、ハイテックC 025を探して見つかったのだけれど、レフィルに大量の空気が入っていた。
もちろんインクは出ないので書くことができない。
こんな時は、注射器の出番だ。
ハイテックのリフィルのチューブが直径6mmなので、10mlの注射器に内径6mmの塩ビチューブをセットしたものを使うことにした。
2021年10月 3日 (日)
世界一ボール径の小さいボールペン
古い文房具について自分のWebサイト「きたきつねの文具館」を調べていたら、世界一ボール径の小さいゲルボールペンの記事に気がついた。
昔、文房具の業界紙「文具と事務機」に連載していた時に書いた「三菱鉛筆 Signo bit 0.18」について記事で、全く忘れていた。
最近は、極細筆記具が注目されていて、極細や超極細のボールペンが人気になっている。
一番ボール径が細いボールペンとしては、油性ボールペンでは、ボール径0.28mmの油性ボールペン「uni Jetstream Edge」が、ゲルインキボールペンはボール径0.25mmの「パイロット ハイテックC025(HI TEC-C0.25)」がそれぞれ一番細いと思い込んでいた。
2005年に発売されたゲルボールペンの「シグノ ビット0.18(Signo bit 0.18)」が、ボール径が0.18mmとボールペンの中で一番小さいものだったのを記事を読むまで完全に忘れていたのは悲しい。
「シグノ ビット0.18」それほど話題にならず5、6年ほどで廃番になってしまっていて、今は販売されていない。
極細ボールペンブームの現在だったら、売れる可能性はあるだろうけれど、キャップ式のままだと難しいかもしれない。
2021年10月 1日 (金)
ハンダゴテで壊れたプラスチックの修理
海外のYoutubeでハンダゴテ(半田ごて)で自動車のプラスチック部品の熔かして修理をする動画を見て、随分大胆なことをすると思っていた。
ブックカバーを作るのにハンダゴテを出したので、ついでに物品棚の引き出しの壊れた部分を直してみた。
PS(ポリスチレン)の引き出しで、色々な接着剤を使って直して見たのだけれど、力がかかるところなので直ぐに接着部分が外れてしまっていた。
加熱したハンダゴテの先で割れた部分を少しずつ熔かして継るようにしてみて、冷えてから力を加えて確認してみるとしっかりと固定されていた。
ハンダゴテで熔かしてつないだ部分は凸凹になっているけれど、見た目を気にしなければこのままでいいと思う。
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