google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 きたきつねの文房具日記: 2021年11月

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2021年11月29日 (月)

100円ショップでの国産文具メーカー商品の展開

100円ショップはユーザーにとって文具店であまり目にしない商品や通常価格の高い商品が、デザインや品質は劣るけれど100円のワンプライスで購入できるということが大きなメリットになっている。

商品によっては、市場価格の数分の一から数十分の一の価格で買えたり、国産メーカで作っていない商品もあったりユーザーにとっては文房具売場を回る楽しみがある。

これまでも100円ショップの文房具については、いくつかとりあげきている(*1*2*3)。最近、100円ショップも少し違った傾向が見られてきたので整理してみたい。

初期の頃は中国メーカーの製品が中心だったけれど、中にプラチナ万年筆やセーラー万年筆の製品が混っていた。

その他、時折他国産メーカーの在庫整理の商品が入荷することもあったけれど、継続することはなかった。

その後、少しづつゼブラ、トンボ、三菱鉛筆等の製品が混じり始め、最近は主なメーカーが何らかの商品を出荷するようになってきている。

普通は定価150円前後の商品が主流だったけれど、途中から定価100円の商品や100円ショップ向けに入数を調節した商品が並ぶようになってきている。

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2021年11月19日 (金)

マルマン「ルーズリーフ ミニ」の留め具

Loose_ring_1

マルマンが新しく提案したルーズリーフの新しい規格の9穴の「ルーズリーフ ミニ」には専用バインダーがあるけれど、価格が高いのがネックだ。

ルーズリーフ ミニの規格に準拠したダイソーの「コンパクト ルーズリーフ」には初めから専用バインダーは用意されていない。

バインダーを自作しようと思ったけれど、市販のB5やA4サイズのバインダーを改造するのはちょっとハードルが高いことが分かった。

文房具を入れた箱を探してみると、カール事務器の30穴のA4サイズルーズリーフを綴る「ルーズリング」があった。

ルーズリングは、開閉が簡単で、必要な長さにハサミで切ることができるルーズリーフ用の綴じ具だ。

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2021年11月13日 (土)

パイロット:ドクターグリップCL プレイバランス

Playblance_grip_kumikae

パイロットから10月中旬に重量や筆記のバランスを変えることのできるシャープペンシル「ドクターグリップCL プレイバランス」が発売された。

昨年の2月に「ドクターグリップ CL プレイボーダー」を紹介した時に、「最初プレスリリースの商品の写真を見たときは、リング状の内グリップが金属製で位置を変えることでバランスが調節できるのかと期待していたけれど、単なる軟質プラスチックのリングだったのでガッカリした記憶がある」と書いたけれど、期待通りの商品がでたということになる。

軽量のシリコーンと重量のある金属の2種類のリングを3つ組み合わせてグリップに入れることで、8通りの重量と重心バランスを作ることができということだ。

全てシリコーンリングにした時の19.6gから全て金属リングにした時の27.4gまで重量を変えることができる。

重量バランスも先端からの重心位置を54.9mm~62.6mmの間で調整が可能となる。

金属の素材を変えることでもっと重量やバランスを変えることも可能だろう。

筆記具のカスタマイズのニーズについてSNSで調べているところなのだけれど、意外と多くのユーザーがカスタマイズすることをしていないことが分かってきた。

今回のドクターグリップCL プレイバランスのようにカスタマイズパーツが全て提供されている場合にユーザがどのような反応するかを知りたいものだ。

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2021年11月 6日 (土)

ダイソー:3WAYシャープナー

Daiso_3way_sharpner_1

ダイソーの文具コーナーに変わった鉛筆削りがあった。3種類の太さの鉛筆が削れる「3WAYシャープナー」で、2個入となっている。

削ることのできる鉛筆の太さは12mm、10.6mm、8mmとなっていて、もう一つの特徴は刃が汚れたり芯が挟まったりした時用にクリーニングスティックが付属してるところになる。

鉛筆削り本体には2つしか穴がないけれど、大きな方の穴に付いている白いリングを外すと太さが12mmの鉛筆が削れるようになる。

クリーニングスティックは削り屑を貯めるケースの中に入っていて、必要な時に取り出すことになる。

アイデアとしては面白いけれど太さ交換用の白いリングとクリーニングスティックは無くしやすいので、子供が使うのは難しいだろう。

実際に鉛筆を削ってみたけれど、普通に削れた。

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2021年11月 3日 (水)

三菱鉛筆がボールペン用紙製リフィルの開発に成功

Mitsubisi_paper_refill

11月2日に三菱鉛筆が紙で構成されたインク収容管を用いたリフィル(替芯)の開発に世界で初めて成功したことを発表した。

紙を使うことでプラスチックの使用を約88%減らすことができたという。

開発には、日本製紙株式会社、株式会社昭和丸筒の紙と紙筒のメーカー協力を得たということだ。

今回のリフィルはジェットストリームを対象としているので、パイプの外径が4.4mm、内径2.4mmなので、この太さの紙筒をインクの溶剤が洩れないように作るのは非常に難しいと思う。

インクが浸透せず、溶剤の揮発成分が透過しないという筒の材料を紙で実現できたというのは、これまでの技術の蓄積があったからだと思う。

プレス資料によれば、「紙製リフィルは、3層の独自の開発紙と最外層のパーチメント紙にて構成したもので、全4層構造となっています」ということで、複雑な構造のようだ。

また、インク量が約1.6倍になったということは、内径が太くなっているということで、紙の筒の厚さが薄くなっていることにもなる。

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2021年11月 2日 (火)

学芸出版:建築模型アイデア図鑑 身近な材料で作る83の方法

サブタイトルにもあるように建築模型専門の材料ではなく100円ショップや身近なホームセンターなどで手に入る材料を使って建築模型を作る方法を紹介している。

編著は、西日本工業大学石垣充研究室+つくりものと九州産業大学ABC建築道場+矢作昌生。

模型やジオラマなどを作る時に使えるアイデアが沢山あるし、初心者の学生でも作ることのできるような方法が考えられている。

習作ということで作例をわざと下手に作っているのか、テクニックが低すぎるのが残念な印象だ。

アマチュアの造形師でもどこにでもある材料でいろいろな工夫をして高度なものを作っているので、簡単な材料でも高度な表現ができるということも見せてほしかった。

その他、最近は100円ショップでも建築模型などやジオラマを意識した商品があるし、素材や工具も多くなっているのも紹介されても良かったかも知れない。

ホットメルトによる接着、おゆまるくんによる型取りなどのテクニックがないのも残念なところだ。

紫外線硬化樹脂を使った什器のモデリング、インクジェットプリンターでのテクスチャ表現や、価格が低下してきている3Dプリンターによる造形などがあっても良かったような気がする。

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2021年11月 1日 (月)

ダイソー:シリコーンキッチンマット角型

Daiso_si_matt_1

ダイソーのキッチン用品売り場も意外と便利なものが隠れているので見逃せない場所だ。

電子レンジの中に敷く30cm角のシリコーンキッチンマットがあったので買ってきた。

シリコン樹脂は、耐熱性がある難接着素材になる

クラフト用品コーナでは、10cm角や15cm角のシリコンシートがレジンや接着作業する時に下敷き用として売られれている。

30cm角くらい大きいと机の広い範囲をカバーできるのでレジンや接着剤が飛び散っても大丈夫だろうし、必要な大きさに切って使うことができるだろう。

このマットの周囲には少し高くなった縁がついているので、液をこぼしても少しなら周囲に洩れないだろう。

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