google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 文房具のカスタマイズへのニーズ: きたきつねの文房具日記

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2021年12月13日 (月)

文房具のカスタマイズへのニーズ

先日、スーパーのワゴンにお買い得のシールが貼られてコクヨの「エラベルノ」の軸が10本ほど並んでいた。

売れないので処分になったのかなと、調べてみるとコクヨのサイトで生産中止とでていた。

本体とインクを選んで組み合わせて作るボールペンのコクヨの「エラベルノ」が2017年に発売されてから4年で人知れず廃番になってしまったということになる。

3種類のグリップの太さの軸と油性とゲルのインクのリフィルを組み合わせることのできるボールペンで、一組220円と廉価で自分好みに合ったボールペンが作れるということで、興味を持ったけれど一般のユーザーには受け入れられなかったようだ。

過去にも、リフィルと軸を組み合わせできるオートの「リバティー」シリーズやグリップが三角形と丸のどちらかに切り替えられるゼブラの「ハンドフィット アクワ」、グリップ部分をねじって変形させて自分の持ち方にフィットした形に調整することができるぺんてるの「フレックスフィットGT」などカスタマイズできる筆記具が色々と発売されてきたけれど、どれも現在まで残っている製品はない。

きたきつねはこれまでネットの掲示板やSNSとは疎遠だったけれど、ここ数年SNSを使うようになって、文房具のクループにいくつか入っている。

きたきつねは、文房具特に筆記具を色々とカスタマイズするのが大好きなので、カスマイズネタを投稿しているけれど、反応がほとんどない。

SNSには文具改造のグループもあるけれど、メンバーも投稿も少なく開店休業になっている。

色々見ていて、分かったことは文房具をカスタマイズして使おうとするユーザーが非常に少ないことだった。

インク沼だといいながら万年筆のインクを変えるのはカスタマイズとはいわないだろう。

ボールペンのリフィルを他社のものに交換して使うひとでさえ少なく、まして自分の使い勝手が良いように改造する人など極めて少数だということだ。

それよりも高級ボールペンは別として、廉価なボールペンでは替え芯を使わずに使い捨てするひとが大部分ということも分かった。

きたきつねの印象では、カスタマイズをしようとするひとはユーザーの1%程度かそれ以下ではないだろうか。さらに、実際に改造するなどという工作をするひとは0.1%くらいだろう。

ということは、カスタマイズが可能な筆記具は売れないということになるようだ。エラベルノなどが消えるのは必然だったということなのだろう。

最近発売されたパイロットの「ドクターグリップCL プレイバランス」の運命はどうなるのだろうか。

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