ぺんてる:カーム(Calme)
ぺんてるからノック音を大幅に低減したノック式油性ボールペン「カーム(Calme)」が発売された。
カームは、単色ボールペン、3色ボールペン、多機能ボールペンの3種類が用意されている。
今回は単色ボールペンと3色ボールペンを買ってみた。
実際に使ってみると非常にノックのリターン時の衝突音が小さくなっていた。
単色ボールペンと3色ボールペンの消音方法は全く違ったアプローチのようだ。
単色ボールペンは、中を開けることができないので、メーカーの資料によるとノック時に動く回転子を摺動子が上下の両方で受ける機構にすることで衝突音を防いでいるということだ。
音の低減効果は従来品の66%ということだ。
ノックを戻す時に強く離すとカチンと通常と同じ音になるけれど、ゆっくり離すと驚くほど静かになる。
3色ボールペンの場合、単色ボールペンとノックの方式が違うので、ゴムのダンパーを使って、ノックのパーツが戻る時に本体に衝突する衝撃を吸収している。
この方法は、トンボ鉛筆の多色ボールペンの「リポーター(REPORTER)」と同じなのだけれど、衝撃吸収のゴムの形状や入れ方が違っているようだ。
リポーターの場合は、衝突音を高音域を軽減することを目的としていたけれど、カームでは衝突音全体を低減することを目的としていて、十分静音効果は達成されているとおもう。
単色ボールペンと3色ボールペンの軸の太さはあまり変わらないので、一見すると同じに見える。
軸径を測ってみると、単色ボールペンは10.9mm、3色ボールペンは11.6mmと、0,7mmしか違いがなかったけれど、いずれも標準的なサイズといえるようだ。
3色ボールペンで細いものは、ゼブラの「クリップ-オン スリム 3C / 4C(Clip-on Slim 3C / 4C)」が軸径10.8mmと単色ボールペンに近いものもある。
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