【第11回OKB48選抜総選挙】結果発表
今年も2021年10月1日から12月31日まで実施された文具王主催の第11回OKB48選抜総選挙の結果が最近発表された。
COVID-19感染症への対応で試し書きイベントができず、Web投票ということもあり有効投票数が1660票と昨年の4割しかなかった。
三菱鉛筆のジェットストリーム スタンダードが11年連続1位、それも得票数からみるとぶっちぎりの1位だった。同じインクということで4位のジェットストリーム エッジを加えるとさらに際立ってしまう。
今回はジェットストリーム スタンダードのエントリー順を変えて中間よりも後ろにしただけれど、エントリー順の影響はなかったということらしい。
これについては昨年の第10回の結果のときも書いたけれど、OKB48選抜総選挙の投票方法と得票数の計算方法の問題があるような気がする。
というのは一人5票投票できるのだけれど、1位と5位の得票について重み付けをせずに単純に集計しているようで、ジェットストリームは人気があるので、1位でなくても5位の中に入るから、全ての得票が5位でも得票数は多くなるので非常に有利になる。
エントリー順を変えても、5位までのどこかに投票されれば、関係なくなるのではないだろうか。
投票者はマイ・ベストワンを1位に押しているはずだから、1位の得票だけを合計すればはっきりするだろう。意外なダークホースがでてくるかもしれない。
現在の投票方法はジェットストリーム スタンダードに非常に有利なものになってはいないだろうか。まさか、巧妙に仕組まれたステマ(?)なんてことはないと思うけれど・・・・。
投票を5票でなく、マイ・ベストワンだけを投票するとどうなるか興味津々だ。
2位に入った新顔の三菱鉛筆のユニボールワンFと昨年9位のぺんてるのインフリーが3位にと躍進した結果、昨年2位のゼブラのブレンが5位に沈んでしまった。
三菱鉛筆「ユニボール ワン F」、トンボ鉛筆「モノグラフライト」の新顔が2位、10位と健闘している。
20位までを見てみると、ゲルインクが12種、油性インクが6種、エマルジョンインク1種、水性インク1種とゲルインクが6割強を占める結果となっている。エマルジョンインクもゲルインクに含めるとさらにゲルインクの優勢になる。
筆記具は万年筆の書き味を標準にしているので、滑らかな書き味が好まれていて、ゲルインク優勢となっているのだろう。
さらに、どうも小学校の鉛筆の硬度が2Bと柔らかくなってきていることと関係して、抵抗なくスラスラと書けるゲルインクが好まれることになってきているのかもしれない。
同様に、油性インクも15位のパワータンクを除いてジェットストリームに代表される筆記抵抗の小さいインクが好まれている。
油性インクとゲルインクの滑らかさの差が小さくなってきているので、耐水性と筆記距離だけになってしまうのだろうか。
メーカー別に見ると、20位までに三菱鉛筆の製品がエントリー10種のうち8種と昨年の10種よりは減ったけれど、ぶっちぎりとなっている。
その他のメーカーは、パイロットの4種、ゼブラ4種、ぺんてる2種、トンボ鉛筆1種、サクラクレパス1種と頑張りましょう状態だ。
きたきつねの押しメンの三菱鉛筆「パワータンク スタンダード」が15位と特殊なガス加圧式油性ボールペンというジャンルのものがベスト20位に内に入っているだけで満足だ。
なじような加圧式油性ボールペンのゼブラ「ウェットニー」は昨年27位から43位と順位を落としている。昨年は新製品で未知なところだったけれど、性能が前宣伝ほどではんくインクのボテなどがはっきりしてきたからではないだろうか。
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