使い切りのパイロットのVpen(ブイペン)のインクを詰め替える
以前から、直液式のサインペンや万年筆のインクを自分の好きなインクに替えることができないかと思っていた。
以前、Herlizのローラーボールのカートリッジを再生したことがあるので、ペンの構造が分かればそれほど難しくないと思っていた。
SNSで使い切り万年筆をそのまま捨てるのはもったいないという話題があったので、懸案だったインクの詰め替えをしてみることにした。
使い切り万年筆のパイロットのVpenを使ってインクの詰め替えしてみた。
用意するのは、注射器、ラジオペンチ、洗浄容器、ガラス瓶、ティッシュくらいだ。
注射器は、100円ショップのコスメコーナーに有る化粧水の詰め替え用の長い針のついたものを使うことにした。
ガラス瓶は、中にはいっているインクを入れるためで、適当な容器でいいだろう。
Vpenはペン先とクシ溝の部分が一体にできているので、ラジオペンチで引き抜いた。普通はペン先に繊維芯がついていて、ペン先がだけが抜けるようになっていることが多い。
Vpenのペン先は繊維芯ではなく、普通の万年筆と同じ構造になっていて、意外と本格的になっていた。
本体の軸の中のインクを注射器で吸い出して瓶に入れておいた。使い切って空の時はそのまま注射器で水を奥まで入れて洗浄する。
洗浄が終わったらティッシュで中の水分を吸い取って乾燥させておく。
ペン先とクシ溝は、温水を入れた容器に入れて水を換えながらインクを洗い流す。
途中ティッシュにペン先のインクを染み込ませて色がなくなれば終了となる。
繊維芯の場合は完全にインクが抜けるまで時間がかかるけれど、今回は数時間できれいになった。
同じ色のインクを入れるときには洗浄する必要はない。
本体の軸に注射器でインクを奥から注入する。インクの量はVpenの場合上げ底になっていて約1.5mlだった。多く入れすぎるとクシ溝を戻す時にあふれてしまう。
本体にペン先とクシ溝を押し込んで元に戻して出来上がった。
今回は、インクジェットプリンターインクで作った「ジャパンブルー」を入れてみた。
インクジェットプリンターのインクは、紙によく染み込むようにアルコール系の溶剤が入っているので、インクが裏写りするのが欠点になる。
それでも好みのインクのVpenが出来上がったので、満足。
| 固定リンク
コメント