筆記具の重心を調べる
筆記具のバランスについては、ペン先の方にが重い(トップヘビー)の筆記具が好きだけれど、感覚に頼っていて真面目に重心を測るということをしてこなかった。
昨年の「ボールサインiD専用ステンレス製の先栓」、「三菱鉛筆:uni-ball one F」、「サクラクレパス:Ballsign iD plus」、「ゼブラ:サラサ ナノ(SARSA NANO)」、「パイロット:ドクターグリップCL プレイバランスを使ってみた」、「パイロット:ドクターグリップCLプレイボーダーのグリップを金属に交換してみた」などの従来製品の重心を変えたものを試している時に、重心の位置を測らなければならなくなった。
それで、筆記具の重心を測る道具というか、バランスを可視化する道具を作って、重心を調べている。
材料は机の引き出しや道具箱にはいっていたものを加工しただけの簡単なもので、身近なもので誰でも作れるだろう。
使った材料は、100円ショップで買った透明ケース、水準器、プラケースの仕切り板の3点だけになる。
透明ケースは、仕舞うことを考えてケースにしたけれど、平らな板でもいい。
水準器は、キーホールダー売り場でだいぶん前に買ったもので、筆記具の長さ方向の傾きが大きいとバランスが取れないので、あったほうが良いと思う。
仕切り板は、筆記具を載せてバランスを取るためのもので、動かすことを想定して下に支えが付いいるものを探してきた。小さな板をケースに接着しても良いだろう。
実際に筆記具を載せてバランスを取るのに最初三角柱を使ってみたが、尖った先端では丸い筆記具の軸でバランスを取るのが不可能なことがわかった。
試してみて1.5mmから2mmくらいの幅がないと上手くバランスが取れないことが分かった。仕切り板の幅は1.5mmでぎりぎり使える幅になる。
仕切板をケースの内側に入る長さに切ってから、平らな面に紙やすりを敷いて筆記具を載せる部分を平面になるように削っる。
筆記具を載せる部分の板の中心に針で浅い溝を作って油性インクで印を付けた。この位置が筆記具の重心の位置になる。
全体を組み立てて、全体を平らな場所に置いて、水平を確認してから筆記具を載せて、前後に動かしながらバランスをとると静止したところが重心の位置になる。
重心の位置は、バランスした筆記具を左手で固定して、鉛筆で重心の位置に印を付けて置いて、取り出してノギスや定規でペンの先端からの長さを測れば良い。
この例では、もう一度バランスを取ってみると印の位置が0.5mmほどずれてしまっているが、実際には使っていくうちにインクの量が減り重心の位置が変わるので、測定はmm単位だから問題ないだろう。
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