google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 三菱鉛筆:クルトガダイブ: きたきつねの文房具日記

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2022年4月20日 (水)

三菱鉛筆:クルトガダイブ

Uni_kurutoga_dive_2

2022年2月16日に発売直後に売り切れ続出だった三菱鉛筆のシャープペンシルの新製品「クルトガダイブ KURUTOGA DIVE」をプレゼントしてもらった。

クルトガダイブに興味があったけれど、発売直後から製品の特徴や機構についてはWebやYoutubeなどで多くの解説がでていて、内容は良くわかったので、貧乏な老人があえて無理をして買わないことにしていた。

この画期的な製品がコレクションに入ったのは嬉しい。

シャープペンシルが発明された初期は回転繰り出し式で、この機構は普通に思いつくものだった。

ところがノック式の機構が発明されて、プラスチックを使ったポリマー芯が開発されて、一気にシャープペンシルが普及した。

その中で自動新繰り出し機構(オートマチック)が発明され、さらに芯が回転するクルトガエンジンが発明されてきた。

これらは既存の技術の延長では作り出せなかったものだ。

きたきつねは、ノック式機構、自動繰り出し機構、自動回転機構とポリマー芯をシャープペンシルの4大発明だと思っている。

芯が折れないというのは、道具としての使い方の問題で、シャープペンシルとしての本質ではないと思っている。

Uni_kurutoga_dive_1

この4つの技術を一つにまとめたものがクルトガダイブということができると思う。

ぺんてるのオレンズネロに対して三菱鉛筆の答えはこれだということだと思っている。

クルトガダイブは機能の凄さに比べて、デザインは相変わらず「がんばりましょう」のレベルだけれど、これからどのように洗練されていくのかは課題として残るだろう。

特にキャップについては色々な意見があるようだけれど、高級筆記具としてのデザインとしては有りだと思うけれど、普及版としていくときにはキャップの有無を考える必要があるかもしれない。

実際にキャップが、最初の芯出しの役目を果たしているけれど、ノックボタンでワンノックで書き始めることで解決できそうな気がする。

三菱鉛筆は長い間、鉛筆やボールペンなどの普及版の筆記具を作ってきたので、高額製品についてはパイロットやプラチナなどの高額な万年筆を扱ってきたメーカーとの経験値の差を埋めることができす、価格設定や品質の考え方に及び腰になっているところがあった。

近年は、プライム製品などを出してきているけれど、なんとなく恐る恐るという感じはいなめない。

2017年に少数集荷された高級ボールペン「スチュワート」の失敗が響いているのだろうか。

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