google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 パイロット:ライティブ万年筆: きたきつねの文房具日記

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2022年5月 7日 (土)

パイロット:ライティブ万年筆

Pilot_lightive_3

なんだか忙しくてなかなか情報を更新できない状態が続いていてようやく余裕ができてきた。

一ヶ月以上前に買ってあった昨年12月に発売されたパイロットの廉価版万年筆「ライティブ(LIGHTIVE)」写真をやっと撮ることができた。

「ライティブ」は子供用の万年筆「カクノ」の上の世代をターゲットにした2,200円の低価格帯の万年筆ということになる。

これまでパイロットの万年筆に無かった2,000円価格帯が埋まったということだ。

今回は中の構造が見たかったので透明軸のものにしてみた。

廉価版万年筆をたくさん見てきているので、ライティブを手にした印象はちょっと高目の価格設定のような気がした。

Pilot_lightive_1
Pilot_lightive_2

透明軸だから非常に安っぽく見えるのかもしれない。カクノに比べても随分質感が劣るような気がする。

パイロットがこのレベルのデザインで良しとして良いのだろうか。廉価版万年筆をナメてはいけない。

最低でもブレラのようにデザインを真似た中国製品がでるくらいに頑張って欲しかった。

Pilot_lightive_4

ペン先は廉価版万年筆では普通のスチールではなく特殊合金ということだ。

Pilot_lightive_5

最大の特徴は、キャップ部分の内部に気密性を保つことのできる「インナーキャップ」を付けているというところにあるようだ。

インナーキャップを首軸に密着させることで、ペン先からのインクの水分の蒸発を抑えるという構造で、これはプラチナ万年筆が廉価版万年筆のプレピーに最初に採用した「スリップシール機構」と類似したもののようだ。

スリップシール機構については、2011年に回転ネジ式キャップの万年筆に使う機構については特許取得済(登録番号 第5637515号)となっている。

しかし、従来のプレピーやプレジールに使われているスリップシール機構については特許取得をしていないのか、最近では100円ショップで売られている中国製の万年筆にも類似の機構が使われるようになっている。

同様にパイロットでもライティブでスリップシール機構を採用することにしたのだろう。ただ、ライティブではプレピー万年筆でうたっているような長期間の気密性保持は保証していないようだ。

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