丸善の対数表
本棚を整理していたら50年以上前の学生時代に使っていた丸善の対数表が出てきた。
まだ関数電卓がない頃に、有効数字が3桁の計算は計算尺、桁数の多い計算は手回し計算機と対数表を使って計算をしていた。
計算尺は、対数や三角関数が入っているので、手動だけれど、今の関数電卓と同じように使えた。
ところが、手回し計算機は加減乗除しかできないので、関数計算が必要なときには関数の数値を対数表から読み出して使う必要があった。
対数表といっても、常用対数や自然対数の数値だけでなく、三角関数、平方根、立方根、経緯度、スタジア数、単位の換算表などが網羅されている。
数値は、有効数字7桁まで載っているので、精密な計算には必須なものだった。
手回し計算機でジャラジャラ、チンと計算したものだった。
その後、関数電卓が出ててから、簡単に関数が計算できるようになって、その後プログラムのできる関数電卓になって、複雑な計算も楽になった。
今ならパソコンでさらに簡単に計算ができる。
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