ISOT2022:MORRIS「JUST STICK」
韓国の筆記具メーカーのモリス(MORRIS)は、ノック式マーカーの「ジャストスティク(JUST STICK)」シリーズを紹介していた。
蛍光マーカー、カラーマーカー、ホワイトボードマーカー、油性マーカーなどが全てノック式になっている。
モリスでは先端の封止機構について特許を持っているということだ。
デザインもスマートで、ノックもスムースな印象だった。
日本国内では各社からノック式マーカーが発売されているので、どう売り込むのか気になるところだ。100円ショップのダイソー辺りが目をつけるかもしれない。
ノック式マーカーといえばずいぶん昔にチャッカマンで有名になった東海が VESTAのブランドで作っていた「オスト(OSTO)」を思い出す。今は売られていない。
2000年代の初め頃に東海の特許が切れたようでゼブラ、ぺんてる、寺西化学など各社からノック式マーカーが発売されて現在に至っている。海外のメーカーも製造しているようだ。
ノック式マーカーでは先端の封止機構がいちばん問題で、この部分の完成度がが製品の肝になる。
東海の特許は、先端の封止機構の蓋の開閉を内蔵の糸を使っていて、この糸が外れることがあった。
その後各社が封止機構について改良を加えているようだ。ゼブラのノック式水性マーカクリッカート(CLiCKART)ではこの封止機構がなくなっている。
モリスのスタッフと日本でのノック式マーカーの話をしていたところ、ぺんてるのノック式油性マーカーと蛍光マーカーをOEM生産しているということだった。
帰って調べてみるとノック式油性マーカーのパッケージにmade in Koreaと印刷されていたので確かな情報かもしれない。
ただモリスの現行モデルとは先端の機構が違うようで、ぺんてるのものは一つ前のモデルではないだろうか。
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