google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 ISOT2022:日本文具大賞「デザイン部門」: きたきつねの文房具日記

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2022年7月13日 (水)

ISOT2022:日本文具大賞「デザイン部門」

Cosmo_wemo_p

日本文具大賞「デザイン部門」の受賞商品できたきつねが気になったものをピックアップしてみる。

グランプリはコスモテックのWEB会議用のアナログホワイトボード「wemo paper flip board」で、再生紙のボードの表面に特殊コーティングして、専用ペンとイレーザーをセットにしたものだ。

色をカメラ映りを前提として18%のグレーに近い色にして、ボードを手に持つだけでなく自立させることも可能で、記入した文字や描画した線が時間をおいてもきれいに消すことができるという。

ただ必須のものかといえばそこまでいかない、あったらいいな程度の製品のようなきがしてならない。

エントリーしたコスモテックも優秀賞はあってもグランプリまでは考えていなかったのではないだろうか。

これがグランプリということはエントリーされた製品はちょっと低レベルだったようなきがしてならない。

Trinus_fureco

優秀賞の絶滅危惧種の動物の皮を再現した表紙のノートのTRINUS「フレルコノート」は、紙に貼り付けた不織布の上から印刷することで「フィジーイグアナ」、「ジンベエザメ」、「アミメキリン」の3種類の動物の皮を再現している。

ちょっと変わった表紙のテクスチャーの表紙で確かにオリジナリティーがある。ノートの中紙は5mmのドット方眼を印刷した上質紙になっている。

日本ではカバーノートを正しく使う文化が育っていないし、比較的高めになっているノートなので、ギフト需要に頼る商品なのだろう。

Skap_jsat_umino

もう一つの優秀賞は実際の地球の海の色を再現したクレヨンのスカパーJSAT「海のクレヨン」で、宇宙から撮影した衛星写真に写った地球の色をクレヨンにするというプロジェクトから生まれた第一弾で海の色を再現した12色のクレヨンということだ。

この「海のクレヨン」は、5月に発表された「文房具総選挙2022」の大賞にも選ばれている。

アイデアは面白いけれど、使う場面が思いつかない。コレクションアイテムなのだろう。文房具もデザイン性を追求すると、本来の文房具としての使用目的を離れてしまうことが多くなるような気がする。

典型的なのがグッドデザインの文房具で、商品として成功した例は少ない。

スカパーJSATは、衛星放送、衛星通信などの宇宙事業を手掛ける企業でクレヨンを作るのは単なる多角化ではなく、遊び心だったら嬉しい。

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