細かな粒度の紙やすりのサンディングバンドを作る
ルータービットにサンディングバンドという円筒形の紙やすりがある。
この紙やすりをゴム製のドラムというビットに付けて、ルーターを使い木材や金属のバリ取りや研磨に使う。
ルータービットとしては安いものだけれど、ヤスリが#80、#120、#180位の粗いものが多い。
小物にヤスリをかける時に、#600、#1000、#2000のような細かなものが欲しいので、作ってみることにした。
紙ヤスリを付ける円筒に適当な材料を探してみると、ダイソーのストローの中に竹製のものがあって、外径が約7mm、内径5mmでこれに紙やすりを貼り付けて、ドラムビットに付ければ使えそうだと思った。
外径5mmのドラムビットに使えるものが何かないかと探してみると、ダイソーのミニルーターで回転ノコギリを付けるマンドレルがちょうど5mmだった。
竹製ストローを差し込んでみると、きっちりと嵌って使えることが分かった。
サンディングバンドを作るために使った材料は、100円ショップで買えるものばかりで、両面テープも100円ショップにある。
今回使った両面テープの幅が15mmだったので、竹製ストローを長さ15mmに切った。
手近にあったL型の木材に15mmの位置に切り込みを入れて即席の治具を作って、ストローを一定の長さに切ることができるようにした。
治具の切り込みの方向を間違ったようで、写真とは逆で、ストローを奥にするように作れば良かった。
紙やすりを15mm幅に切り出しておいた。
紙やすりを丸めて癖をつけて、ストローに両面テープを貼ってそれに紙やすりを貼って、紙やすりを切って完成。紙やすりは、必要な長さを測って、事前に切って置くほうが効率が良いようだ。
#400の空摺りペーパーと#2000の耐水ペーパーのものを作ってみた。いくつか作ってみて、両面テープよりもクラフト用の接着剤を使ったほうが簡単に作れるようだ。
マンドレルに完成したサンディングバンドを差し込んで完成。ストローとマンドレルのサイズがぴったりなので、しっかり押し込むと固定できる。
ルーターに取り付けて使ってみた。サンディングバンドが空回りすることはなく、綺麗にヤスリがけができた。
必要に合わせて、粒度の違う紙やすりでサンディングバンドを作ることにした。
粒度の荒いものは市販のものが安く手に入るので、作る必要はないだろ。
| 固定リンク
コメント