DAISO:コークスペン
ペン先は円錐形で、先日紹介したメタ鉛筆と非常に似ている。メタ鉛筆は、黒鉛を含む特殊合金製ということで、石油コークスが原料というこのペンとは違う製品のようだ。
石油コークス (Petroleum coke)というのは、石油精製の最終残渣として残る炭素分の多い固体で、一般にコークスと呼ばれる燃料らしい。
パッケージの説明によると「石油コークスをペン先型に加工した製品であり芯の摩耗が少ないため、削らずに長時間書き続けることができます」ということだ。
芯の濃さは2H相当ということだ。
書いてみると、太軸と三角軸では、ペン先の大きさが違っていて、芯の濃さは同じようだけれど、書き味というか紙との摩擦が違っている。
筆記線を三菱鉛筆の9800番のHと比較してみると、コークスペンは少し薄いようで、2Hに近いのではないだろうか。
黒鉛と特殊合金製とされているセリアのメタ鉛筆とダイソーの三角軸のコークスペンは全く同じもので石油コークスを使っていることが分かった。
ダイソーが石油コークスを使っていることを表明しているのは、ダイソーブランドで販売することから、今後のことも含めて正確な表示をしたということだろう。
これまでも、ダイソーは原材料表示について訂正したり、きちんとリコールをしたりしていて好感が持てる。
サンスター文具のメタシルについては、調べてみないと分からないけれど、石油コークスの可能性はあるかもしれない。
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