google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 きたきつねの文房具日記: 2023年7月

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2023年7月20日 (木)

YouTube:有隣堂しか知らない世界

横浜の書店「有隣堂」の運営するチャンネル「有隣堂しか知らない世界」を時々暇なときに見ている。

開設3年でに入り登録者24万人を超えて、番組も200回近く続いているというのはたいしたものだろう。

MCのミミズクのぬいぐるみ「R.B.ブッコロー」の中の人が、有隣堂の社員やパート、ゲストの文房具、雑貨、書籍などについてのプレゼンにユーザー目線で突っ込みを入れるのが非常に面白い。

MCが変に文房具や雑貨などに専門的な知識を持たないで、見ている人が持つ疑問や知りたいことをプレゼンする人からうまく引き出していているので、マニア御用達になっていないのが人気の元なのだろう。

無理に販促を目的にしていないゆるさも視聴者に安心を与えているのだろ。

動画の時間も10分前後が多いようで、ダラダラと30分も40分も話をするような動画は見る気もしないけれど、長くなるときには動画を分割するなどよくまとまっている。

それにしても、有隣堂の社員なのに売り場に有るか無いかや値段を知らなかったりするというのはオモシロいを通り越している。

特に、文具王になれなかった女というバイヤーの岡崎弘子さんは不思議なキャラクターで、ワザとなのか本当なのか分からないボケ加減や商品知識の無さは絶妙だ。

使い方も知らずに紹介するというのも可笑しい。

ゲストの自社の商品について全く知らない某メーカーの営業がでてきたり、ゆるさ加減もメーカーにまで伝染しているようだ。

そんなグズグズをMCのブッコローがなんとかまとめてしまうのが立派だと思う。

きたきつねは残念ながら有隣堂が近くにないし、行ったことがあるのは昔秋葉原のヨドバシカメラ マルチメディアAkiba.にあった店舗と日本橋の誠品生活日本橋位なのだけれど、この動画コンテンツを見るとリアルな店舗に行ってみたくなる。

ユーザーの来店を促す強い動機付けにもなっているのだろう。

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2023年7月10日 (月)

ヨット鉛筆「消えない鉛筆」

Yacht_indelible_ink_pencil_1

土浦市に用事があってでかけた帰りにリサイクルショップに寄ったときに、文房具のコーナーにヨット鉛筆の「消えない鉛筆(INDERIBLE INK PENCIL)」700番があったので買ってきた。

ヨット鉛筆は大正時代に創業して、一時期は三菱鉛筆、トンボ鉛筆と並ぶ大きなメーカーだったけれど、昭和42年(1967年)に倒産してしまったので、この鉛筆は少なくとも50年以上前に作られたもののようだ。

消えない鉛筆(INDERIBLE INK PENCIL)というのは、書き始めは鉛筆のように消しゴムで消せるが、時間が経つとインクに代わって消すことができなくなる鉛筆で、筆跡を永久的に残せるということで、使われていたようだ。

筆跡は黒紫色で、空気中の水分で紫色に発色するようだ。

パッケージには、「この鉛筆は従来のペン書き又は普通鉛筆の企及し得ぬ特徴を持つ飛躍的製品であります。この芯の固有の黒紫色の筆跡はときの経過に従い紙質に染着し、抹擦、インク消し、消しゴム等では消去できません」と書かれている。

またこの鉛筆の芯には一瓶のインクが入っている」とも表記されている。特許表示もあるので、

用途として、銀行・会社簿記、記者・著述家原稿、速記、上級学生の筆記、公文書、カーボン紙の複写、コッピー版の原稿、その他保存筆記用となっている。

三菱鉛筆からも「黒紫コピー鉛筆」1259番として同様の鉛筆が発売されていたようだし、戦後も三菱鉛筆複写機用鉛筆 コピーライト2000番が作られていたようだ。

現在でもインデリブル インクペンシルとして売られている場合もあるようだ。

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